失言

鉢呂さんが失言で辞任しました。
確かに問題のある発言だし、そういう軽率な人間は大臣になれない。
その通りだと思います。


でも、その人がどんな仕事をしていこうとしているのか、
ではなく、
単なる発言の揚げ足取りに報道機関が集中しているような気がします。
鉢呂さん2度問題発言されているようですが、2度目はどこかの記者さんに「放射能を移す」と言うような話をした。
それがジョークですまなかった。
ということらしいですね。
この発言、その記者さんではなく、他の記者さんだったら、問題にしなかったかもしれないですね。
失言で大臣を止めさせてどうするのか?
もっと大事な事がありますね。
東電にとっては、あまりいい大臣ではなかったようなので、
かんぐりたくなります。
報道は、「記者団」に対し、と書かれていて、
個人に矛先が向かないようになっていますが、実際に鉢呂さんが発言の行動したのはひとりの記者に対してだろうし、
考えてみたら、その記者さんはそのまま、「大臣悪いご冗談を」って思う程度だったのを、他の記者さんが騒いだのかもしれません。
どっちにしても、記者さんもスクープを取らないといけないわけで、発言の一言一言をチェックしていく気持ちはわかりますが、それでは政治家の皆さんも萎縮してしまって、
「事なかれ」
な発言しかされなくなってしまう。
そんな気がします。
私自身、問題発言をするようなタイプ。
なので、今回に限らず問題発言する方には同情的。
親近感覚えます。^_^;


今、私が思っている、失言になりそうだけど、誰かがキチンと勇気を持って議論しないといけないな。
そう思っている事書きます。


各地で放射能で汚染された物出ています。
私の近所のゴミ処分場でも「加湿灰」最終処理できずに増えている事書きました。
2011-09-05 原発を将来どうするのか?これを問う衆院解散総選挙を求む! - なんやかんや
ある程度は、その市町村で対応するのでしょうが、
高濃度で対応が難しい物どうするか?
議論避けている感じ受けます。
本当に言いにくいのですが、
今日本で一番汚染されている、福島第一原発の近辺に集約する。
これが近隣の住民の微かな望みをさらに絶つことになりますが、
1つの方法として提案されるべきだと思う。
「1年後、福島第一原発のそばに住める」
これ誰も思っていないでしょう。
「5年後、住んで良い」
そう言われて、住めるのだろうか?
長く住んだ土地だからと、覚悟はしても、
少なくとも表土は入れ替えないと住みたくないのではないだろうか?
そう思います。
こういった発言誰かがしたとして、
「失言」
そして辞任。
そうなっていくのだろうか?
それはおかしいと思う。


その計画が議論の末頓挫する事は別にかまわないと思う。
そういった事を地域住民の理解を得ながらやっていかないとこの国は進めませんね。
沖縄の基地問題の教訓を生かすことが出来るならここですね。
どっちにしても地域の理解は得にくいでしょう、
それでも再度書きますが、
たとえ頓挫しても議論を重ねる事は大切な事だと思います。


それともう1つ、補助金
これも問題あると思う。
何にもしなくてお金をもらう。
それでいい人もいるのでしょうが、
働いてお金をもらう。
こっちの方が良い。
私はそっちのタイプ。
お金を配ることよりも、
そのお金を使って、仕事を作る事、産業を定着させる事。
今後の復興で、国の負担を減らして、さらに住民が明日に希望を持つためには必要だと思う。


さて、今日は少し踏み込んで書いてみました。
ファウル
と感じる部分もあるでしょう。
こういった、話を失言としてではなく、議論として巻き起こせるような勇気ある政治家。
誰でしょう?
期待してしまいます。