TPP推進するべきかどうか？
未だに結論が出せない私。
でも、将来的には全ての関税を日本だけでなく、世界中で撤廃していきべきだと思います。
TPPは既に米国主導である程度話し合いがもたれてる中に後から加入というのが、どうしても不安。
ただ、今回日本が参加表明することで、世界貿易に占めるTPP加盟国の比率が高くなり、
カナダやメキシコも加わりそうな話になって来ました。
私たちには実感無いのですが、日本はまだ内需だけでもある程度成り立つ規模があり、海外から見てもそれなりの魅力ある市場なのかもしれませんね。
TPP日本は主導権を握れるのか。
難しいと思う。
でも、何とか米国に同調するだけではなく、自国の主張を含め他の加盟国の協力を得て、米国にも日本主導のルールを守ってもらう。
その程度のことはぜひともやって欲しい。
今日の朝日・朝刊、国際面（手元の新聞で12面）経済気象台に書かれていた内容一部引用します。
カナダでは使用が禁止されている成分を含んだ燃料を販売停止とした際、これを不服とした米国企業が提訴し、勝訴したため、カナダがこの販売を認めざるを得ないうえに、損害賠償をさせられた。
TPPカナダこれから加盟の方向ですが、米・加間では自由貿易協定は締結済みのようです。
この内容考えさせられました。
例えば、遺伝子組み換えの作物。
日本にも入ってきているのでしょうが、納豆などを見ていると、「遺伝子組み換えでない」なんて書かれていますね。
安全性について私たちは敏感かもしれません。
遺伝子組み換えの食品がどんどん入ってくること、不安です。
でも、安全性が証明されれば良いと思います。
タブン、こういった安全基準や、電気製品の規格の標準化など、TPP内での合意が計られていく事になると思うのです。
そこで、カナダの例にあるように米国標準を許さない。
米国標準でも危険性のあるものは、拒否して輸出段階で、TPP内で決められた安全性を保障させる。
当然、米国側も調査結果を出してくるでしょうが、それに対する反論も日本の技術に基づいてしていく、
それって、日本だけではなく、他の加盟国の国益にかなう事になりますね。
オバマさんは自分の再選のために、TPPを利用して米国の輸出を増やし、景気回復、失業率の改善を計ろうとしているのでしょうが、米国の良いようにばかりにはならない。
そうあるべきです。
これを逆にもっていくと、日本だって怪しい。
今は改善されているのかもしれませんが、
国産牛を精肉する時に、どこかの部位をつけたまましているらしくて、それが危険。
米国や豪州などでは、その部位はのぞいた状態で精肉している。
という記事を何年か前に読んだことがあります。
日本の基準で実際は安全ではない部分あるようです。
そういった部分の改善も行われていけばTPP加盟意味があります。
医療分野では、過去に非加熱製剤を使ったための薬害エイズありました。
薬害エイズ事件 - Wikipedia
当時の厚生省ひどい。
こういうのも、加熱製剤輸入しろ、非加熱製剤は危険だ。
良い外圧もありそうです。
最近「ポリオ不活化ワクチン」の問題も話題になっていましたね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111102-00000071-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111102-00000071-mai-soci
この問題、選択肢の1つとして、「ポリオ不活化ワクチン」もあってもいいように思います。
十分な情報を国が開示する事で、「ポリオ不活化ワクチン」を選択した場合、国の責任は回避する。
それを承知で使う。
国は訴訟の責任を回避する。
個人の責任部分あっていいと思うのです。
訴訟社会の米国も、多大な弁護士費用と賠償金減らす工夫が必要ですね。
TPPに米国が入る事で、マクドナルドのコーヒーが熱くて多大な賠償金払った笑えない話がありましたが、
アレが加盟国全てに蔓延するのは避けたい気持ちあります。
TPPの外圧。
期待してしまうのは、
政権交代でも、改善されない日本の構造的な問題、
既得権益
財政負担になっている部分、ものすごくあると思います。
私たちから見てもおかしいとわかればいいのですが、気が付かない部分に気付かしてもらえる部分もありそうです。
官僚とか政治家も既得権益者の代表。
かもしれませんね。
はっきりと、既得権益そのものと書くべきでしょうか？
江戸時代の開国のような決断が今後必要になると思います。
各国が内向きになることは避けないと。
それって、第2次大戦の前の状況ですね。
どっちにしても、世界平和のためにも、貿易自由化の流れは止めてはいけないと思います。
EUはじめ米も成長が停滞しています。
私たち日本も含め豊かになったのは、発展途上国や、未途上国から資源や労働力を搾取してきたから。
そういえると思います。
将来的には、ユーロの拡大版で、世界で統一の通貨になる。
TPPの先にそこまで見ていきたい。
たとえ関税がなくなっても、円高は関税以上に苦しむ日本企業あります。
統一通貨はこの問題解決します。
ただ、世界の物価の平準化がされるので、
日本を含め、先進国の住民の収入は減りますね。
でも、収入が減ると消費も減って物価も下がる。
今の状況に近いものがあります。
デフレ。
借金が多いと、インフレは通貨価値が下がるので良いのですが、
デフレは困る。
借りたお金返すの大変になります。
そこはなんとか乗り越えるしかない。
途上国の方たちの賃金の上昇と、生活の向上のために搾取してきた側が耐える番です。
自由化に反対、JAはじめ農業関係者の声高いです。
安心で安全な食品私も食べたい。
10年後、20年後に目を向けて、今の農業従事者後継者いない場合多いと思います。
国からの補助金と、農産物の高関税で維持している部分あるかと思います。
そうやって、守っても20年後JAは残っても、農業従事者は後継者いないのでかなり減ります。
補助金は、市場を開放した前提で、その後の1次産業に競争力をつけるため。
守りではなく、攻めるために使うべきだと私は思います。
TPPでは、どうしても対米になってしまいますが、
長期的に見て、世界中の関税は撤廃すべきで、各国がその国に適した物資を生産し自由に流通させる。
そのために各国が協力する。
南北格差を無くし、人類がこの後も限らた資源を有効に活用していくためには必要です。
けして、オバマさんの再選や、アメリカの国益、ましてや投機資金に世界を委ねてはいけません！
