「TPP、日本にプラス」って言い切って良いの?

今日のタイトルの「」内
昨日の朝日・朝刊(手元の新聞で4面右上)に出ていた、野田さんが17日に首相官邸で内閣記者会に行ったインタビューの模様を書いた記事の見出しです。
朝日は、読んでいると日本のTPP(環太平洋経済連携協定)参加、肯定的に感じます。
私も肯定的に考えています。
でも、「TPP日本にとってプラス」なんて言って良いのか、
マイナス面もあるわけで、プラス面だけを強調してもね。
朝日の記事は、

■TPP交渉の主な分野の利点と懸念

という表があって
関税撤廃とか5分野についって、利点・懸念、それぞれ書かれていました。
記事をよく読むと、野田さんもプラス面だけを語ったようではないみたいです。
でも、
「TPP日本にとってプラス」
と言う発言はあったようです。
前後の発言抜きにして、ここだけ見出しで出されてしまう。
なかなか取材に応じるというのはどう書くかまで強制するわけには行かないので、難しいですね。
日経で関連記事見つけたのでリンクしておきます。
日経は右クリックコピーできなくなっているので、全文引用はしません。
首相、TPP「日本にプラスに」 参加に前向き姿勢 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E5E2E3E38DE3E5E3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
朝日の記事は、

「高いレベルの経済連携は日本にとってプラスになる」と指摘。

日経は、

「高いレベルの経済連携は日本にとってプラスにしなければいけない」と述べ、参加に前向きな姿勢を示した。

同じ記者会見取材して、
「プラスになる」

「プラスにしなければいけない」
違う。
解釈は各社それぞれでかまわないと思うのですが、
発言内容を「」付きで引用するのなら、発現そのままを書くべきだと思います。
それが礼儀ではないかと、
引用例も、少しの違いですが、受け取るイメージ変わりますね。


今日は、タイトル通り、
「TPP、日本にプラス」って言い切って良いの?
て、プラス面を強調するだけでなく、マイナス面も当然あるわけですから、
プラス・マイナスどちらもきちんと論議すべきだよね。
なんて事を書こうと思ったのですが、書く前に色々読んでいると、
朝日の記事にも、

「被災地の農業再生をどうするか、産業空洞化をどう回避するかなど広範な視点から議論しなるべく早く結論を出す」

なんて、懸念材料の発言もあって、見出しだけ読んで書くのは良くない!
なんておもって調べているうちに、発現内容が微妙に違って書かれていること発見して、こういう内容になりました。


よくあることですが、新聞何社も購読して、細かく読んでいくと、その社の意見だけではなくて、インタビュー記事もそのまま伝えてない事多いかもしれません。これが、週刊誌ではなく、新聞社もっ、て所は問題ありますね。
(全般的に、週刊誌の方が、信憑性の無い記事がある気がします。ただ。長期間取材した、真実に迫る記事もあります。「玉石混交」そんなイメージです)