死にたくなったら電話して

なんか今日は凄いタイトルです。
文藝冬号に掲載されている、第51回文藝賞受賞作
李龍徳さんの「死にたくなったら電話して」読みました。

文藝 2004年 11月号

文藝 2004年 11月号

もうすぐ単行本も発売になります。
死にたくなったら電話して

死にたくなったら電話して


朝日の書評欄ではないのですが、時評か何かでこの作品について書かれていて、気になったので図書館で読んでみました。
この作品、主人公よりも登場してくるキャバ嬢の存在が圧倒的。
主人公がこのキャバ嬢と出合った店に、彼女の当時の話を聞くために、当時のことを知っているキャバ嬢から以前働いていた頃の様子を聞くシーンがあります。
そこで語られる彼女の情報について、私は事前に朝日の記事で知っていました。
そのことを知らずにこの作品読みたかった。
救いの無い作品なのですが、権力というか、持っている人たちの欺瞞を暴いてくキャバ嬢ただ者ではない。
あなたは何者なのだ。
そのただ者ではない部分作品を読む中で知りたかった。
そういうことです。


余計なことを書く前にこの辺で終了。

後述
今11月14日です。
朝日の記事は、

文芸時評)高学歴者の鬱屈 不条理な今を生き抜く 片山杜秀

それなりに記憶あってましたね。(^.^)