神奈備

佐々木中さんの「神奈備」読みました。
読んだのは、第51回文藝賞受賞作2作品が収録されている。
文藝 2014年冬季号

文藝 2004年 11月号

文藝 2004年 11月号

最初の疑問
神奈備って何?
調べました。
神奈備 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%82%99


作者の佐々木中さん過去に文藝賞を受賞したわけではなさそうです。
ではどんな人?
調べました。
佐々木中 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E4%B8%AD


神道関係の小説らしい、ということで、私右よりなのかなと思って読み始めたのですが、とんでもない。
作品に書かれている奈良県、特に三輪のあたり、私行ったことあって、書かれている場所のだいたいのイメージが浮かんでいい感じ。
会話分が「 」で囲まれることもなく、改行もほとんど無かったりします。
さらに文体も独特。
最初読みにくかったのですが、慣れるといい感じ。
作品前半と後半それぞれ違う女性が出てきて、それぞれが魅力あります。
前半は、神道に関するイメージが膨らむ感じ。
うまい単語が浮かばないけど無理して書くと、「お伽」でもなんかピンとこないです。
この感じで最後まで行くのかと思うと、前半の女性は後半出てこなくて、違った女性が 登場。
後半は、その女性が関西弁で語る神道に関する学術的考察そんな感じ。
その学術的な部分を男性に語らせないのは正解だと思う。
他にも作品出ているようなので読んでみようかな。