放送命令&悪魔の酒

昨日の朝日夕刊1面中央に

総務省
「拉致」関連番組の重点放送
NHKへの命令検討

の見出しありました。


続いて今日の朝刊、1面中央チョット右

拉致問題
NHKに放送命令
国際短波総務省、明文化の方針


さらに総合・3面に関連記事あって

「特定報道」異例の命令
与野党「慎重検討を」


政府、NHKに「拉致」重点放送


NHK、裁量に懸念

の見出しあります。


昨日の夕刊の見出し見た時は、
「とんでもないことになった」
そんな気分になりました。
記事を読むと、

命令放送とは、放送法が国際放送について定めている制度。総務省が事項を指定して放送を命じることができる。実際に対象となっているのは、同制度に基づき制作費の一部に国費が投じられているNHKの短波ラジオ国際放送のみとなっている。

と出ていて安心しました。
普通のTVやラジオで命令放送がされると、土曜の見出しだけ見ていると誤解してしまいますね。
どっちにしても今日の朝刊の見出しに「国際短波」の一言ありますが、
見出しだけ読んでいると誤った理解をしてしまいそうです。
でも、


「NHKの短波ラジオ国際放送」は、国に命令される。


事実知ることできました。
国費が一部投入されているとはいえ、
受信料でNHKは運営されている前提ありますよね。
国も海外に対する自己主張をする必要もあることわかりますが、
できることならNHKではなく、自前で放送してもらいたいと思います。
でもそのために新しい放送設備に税金使うとういのも考えてしまいますね。
妥協して、
NHKの放送設備を借りて、総務省の人間が放送する。
こんな感じでしょうか。
「国際短波」とはいえNHKの人間に命令して放送させるというのは、
問題ある気がします。


私がNHKに望むのは、
「受信料」で運営している利点を生かして、受信者の視点にに立って、
「時には国にとって不都合な報道であっても真実を伝えること」
「国や、民間企業(スポンサー)などによる報道規制に屈しないこと」
「一方からの視点に立った報道ではなく、多方面からの視点をもった報道をすること」
こんなとこでしょうか。
こういうの3つ並べないと形にならないですね。


現政権のメンバーチョットNHKに対して過去に問題ありますね。
結局NHKと朝日新聞の間の問題にすり変えられて、
結論がうやむやになった感じありますが、
NHKTVの放送に対して、
安倍さんと中川昭一さん、介入した疑いありましたね。
報道の、自由・中立・公正な立場大切ですね。
でも中立・公正はその人の考えによっては、
特定の報道機関が偏っていると感じることあるかと思います。
でも個人的には報道機関の自由の範囲内として認めたいです。
自分の対立軸にある考えも報道して、
バランスとることによって、
ある程度の、中立・公正保てるように思います。