自民復党問題

郵政民営化古い話題ですね。
今思うとこの前の衆議院選挙、小泉さんに乗せられて、
郵政選挙
になってしまいましたが、本当に争点「郵政」だったのでしょうか?
他にもっと大切なことあったように思います。
目の前で両手を、「パチン」と叩かれて日本中が目くらましにあってしまったような感じします。
「私、未だに郵政民営化した方が良いのか、良くなかったのか、結論出ていません。」
私は民営化しようが、しまいが、郵政によって何の収入も得ていないので、
郵政によって、既得権益を得ていた何かが、
民営化によって広く利益がいきわたるようになるのなら良し。
その程度ですね。
民営化によって他の何かに既得権益が移行されただけなら、何の意味も無かったことになりますが、
そこの判断できていません。
結局なんだったのでしょう?
今回復党される方の中で、
「民意が郵政民営化という結論を出した以上それに従う」
とおっしゃっていた方いましたが、
私は、小泉さんの選挙戦略の成功の中で、自民党議席を増やしたというだけ。
そんな感じします。


個人的には、自民党党議拘束に反対して、
郵政民営化を支持しなかった自民党の議員さん応援したいです。
そういう気骨大切だと思います。
本人達が望んだこととはいえ、
今回の、郵政民営化に反対したことを反省した上での復党、私には残念です。
せっかく党議拘束より、個人の意思を優先することができるチャンスだったのに、
日本の場合は党が絶対になっていきますね。
全ての自民党国会議員が党(安倍政権)の言うこと全て信任なんて、
不自然な感じが私にはします。
無所属では当選できないので、党に魂を売り渡すということなのでしょうね。
今回気骨のあった方々皆、牙を抜かれてしまいました。
いやいや郵政民営化に賛成した人たちよりも、
さらにおとなしく、飼いならされて、
「1度裏切った私を、復党させてくださった、心易しい自民党のために、
滅私奉公、党の仰ることには絶対服従いたします。
私が悪うございました」
こんなニュアンスの一筆入れたわけですね。


前回の衆議院選挙に刺客を送られて、無所属で出馬して当選された方を、
そんな感じにしてしまいましたね。
恐るべし自民党
なんでそこまで復党したいのでしょうか?
昨日の朝日新聞・朝刊総合面の記事中に、

無所属では企業・団体献金の受け皿が無い。
(中略)
政治資金規正法では、企業・団体献金は政党支部のみが受けられることになっている。

この時期に復党になった理由については、

政党交付金が1月1日現在で配分されるためだ。所属議員数と直近の国政選挙の得票率に応じて各党に割り当てられる。

自民党に復党するとどうなるのか?

議員歴によって額は異なるが、1人あたり年1千万円〜2千万円程度とされる。

結局気骨も何もお金には変えられない。ってこと?
なんか口では立派なこといくら言っても、
金で転ぶ、金が大切、日本の名士たる国会議員が見せる手本がこれで、
青少年に良い影響を与えることが出来るのでしょうか?
今回気骨を通した平沼さん、

05年には4億円を越す政治資金を集め、全国会議員中3位だった。この資金力が、平沼氏が強気を貫けた背景にはあるようだ。

ン〜
考え込んでしまいますね。
全てを金のせいにしてしまうのも短絡的過ぎると思います。
でも金が一因、復党した皆さんかっこ悪くて発言は出来ないでしょうが、
否定も出来ないでしょう。
どなたか、復党に至るまでの葛藤を正直にお話頂きたいものです。
元刺客の方たちも、自分たちの立場が次の選挙で怪しくなったので不満が出ているようです。
これも国政より自分達の都合が優先されていますね。


そもそも今回の復党問題は、
「来年の参議院選挙の票集めには、
郵政民営化反対で離党した先生たちの力を借りないとヤバイゼ」
ってことが発端ですね。


さて、来年の参院負けてもよっぽどのことがないと、
衆院の解散はしないでしょうね。
衆議院議員は定員480名です。
2/3は320です。
今回11名復党で衆院自民党305議席です。
公明党の31議席加えると336議席です。
11人入る前から320超えてましたね。
自民党内にも憲法改正反対の方々います。
でも今回のことで党議拘束に抵抗しにくくなっていますね。
参議院民主党の中には憲法改正に柔軟な方います。
やりようによったら、憲法改正夢物語ではなく、
本当に現実的な問題になって来ました。


私は、以前にも書いたように憲法改正反対はしません。
でも第九条をより柔軟に解釈しようとする改正には賛成できません。
より頑なに平和に向けて自衛隊を規制する方向の改正なら賛成します。
政党交付金の分割だけを目的に党議拘束の無い、
議員さんが、自分の信念に基づいて行動できる政党はを作るのは難しいのでしょうかね?
そういう政党があれば、私の考えと違う行動をとりそうな方であっても、
信念や、表現の自由を何よりも大切にしたいので、
不本意ながら投票してしまうかもしれません。
自民党に拘束されているのは、自民党の議員さんだけですが、
その自民党憲法改正も視野に入れた、国政を動かす権力を見せ付けています。
抵抗勢力も尻尾を巻いて復党しました。
今度は自民党の行動に批判的な勢力全般に向かって攻撃があるのかもしれません。
逆らったものも、逆らった時の反作用でより柔軟に変化させて、
取り込んでいくのかもれません。
さらに教育基本法改正を強行採決したように、
これからは、日本中が自民党の指示したように変化していくのでしょうか?
自民党の指向している方向で、日本人が平和で心豊かな暮らしが送れて、
世界の人々にも様々な貢献が出来ることを願っています。