FTA

25日朝日・朝刊経済面(私の手元の新聞で6面)左、「補助線」というコラムに、
米・韓のFTA*1交渉が3月末の交渉期限を前に、

一部の懸案を残して合意するとの見通しが強まっている。

との記述があります。

コメの自由化は棚上げされそうだが、牛肉やオレンジ、小麦などは保護を剥ぎ取られそうだ。

多少(場合によっては大きな)の犠牲を伴うかもしれないFTAを結ぶ理由は、
 

自国資本にこだわらず、外資をどんどん受け入れて競争で企業を磨き、韓国をアジア経済のハブにする政策だ。

背後にはサムスンがいる。米国市場が「関税ゼロ」になれば、電子部品や液晶TVなどで競合する日本企業より優位に立てる。

日本はシンガポール、メキシコとはFTA締結していますが、他国とはまだまだこれからです。
年内にオーストラリアと締結に向けた話し合い始まりますが、
農業の保護の観点から反対意見もあって、合意できるかどうか懸念されています。
サムスン、今気が着きましたが、2回も同じタイルで書いてました。
2006-05-23 企業研究(サムスン編)
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20060523
2007-02-09 企業研究(サムスン編)
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070209
この会社、資本も・技術も超一流って私思います。


今、円安+低金利+人件費の引き下げ、で戦っている日本企業、
アメリカの市場でサムスンに勝つためにはひ弱な感じしませんか?
サムスンの強さは、日本製品の中身にサムソン製の部品多く使われていて、
日本製品がたくさん売れても、自社製品の売り上げ増に結びつくこともありますね。
携帯も日本の携帯は最先端のようでいて、
いつの間にか規格の問題もありましたが、
世界市場では戦えない状態になっています。
国内市場を中心に考えるのではなく、
国際市場を考えて、規格も出していかないと、
国際戦略に長けている外国企業に対しては辛い時代が来そうです。
さらに保護も必要ですが、過保護は競争力を弱めますね。
御手洗さん企業側に有利な政策を求めていますが、
1995年5月16日1ドル「79.75円」でも輸出していた頃の日本の競争力は凄かったと思います。
社員の給料を上げられないような、ひ弱な企業を育ててもしょうがない気がします。
給料が上がるのは、労働意欲の向上に結びつきますね。