人物研究(堤義明さん)

今日の朝日・朝刊1面トップは、

西武、アマ監督らに裏金


延べ170人 最高1000万円
  5選手に計6160万円


全球団の徹底調査急務

の見出し大きく出てます。


西武というと「有価証券報告書」の問題で、
今はグループから離れた堤義明さん思い浮かびませんか?
西武球団設立時には多大な権力を握っていらっしゃったはずです。
西武は堤さんから離れて、会社も不良債権から更生中ですが、
裏金といった部分の公正さにはまだ
「メスが入っていなかった」
ということになってしまいますね。
堤義明さんのウィキペディアこちら↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%A4%E7%BE%A9%E6%98%8E
今日この件について書こうと思ったのは、
新聞の1面を見ていて、確か
「堤さんアマチュアスポーツの顔」
みたいなこと、やっていたよな!って気付いたからです。
やってました。ウィキペディアによると。

堤義明氏のスポーツ界での足跡
1973年:日本アイスホッケー連盟会長
1977年:日本体育協会理事
1978年:西武ライオンズオーナー
1983年:日本体育協会副会長(〜1990年)
1986年:全日本スキー連盟会長(〜2004年)
1989年:日本オリンピック委員会(JOC)初代会長(〜1990年)
1990年:日本体育協会理事(〜2004年)
1992年:アルベールビル冬季五輪日本選手団
1997年:日本オリンピック委員会(JOC)名誉会長(〜2004年)
2000年:国際オリンピック委員会(IOC)栄誉委員
2003年:日本アイスホッケー連盟名誉会長(〜2004年)

オ〜凄い。
日本スポーツの顔ですね。
こんな記事もありました。

日本オリンピック委員会JOC)会長なども歴任した。長野オリンピック招致は、国際オリンピック委員会IOC)のサマランチ会長(当時)とも親しかった義明の力に負うところが大きいと言われている。

長野オリンピックも後で、招致時の接待とか問題になっていましたね。
この問題プロ野球だけではなくて、
その気になるとアマチュア・プロ含む、スポーツ界全体の問題に発展すると思います。
どんな競技でも選手1人にお金がかかります。
最近テレビでやっていたフィギャースケートなんか半端じゃなさそうですね。
東京のオリンピック招致も都知事選の主要テーマになっています。
これも低予算で済ませる工夫しても、莫大な金額掛かるでしょうね。
一流のスポーツ選手を育てるには民間や、企業から寄付を公正に集めて分配するシステム作り必要でしょうね。
とても、親が負担しきれるものではなさそうです。
長野オリンピックで堤さん的手法が、国際的にも通用してしまうこと証明されてしまいました。
日本のスポーツ界も堤さんが顔で過去何年もやっていたので、
今ライオンズのように悪癖が残っていないとは言い切れないでしょう。
堤さんの手法そばで見ていた人は気付くはずですよね、
それでも「顔」の立場で、い続けたわけです。
西武も、スポーツ界も誰も注意できないような、
絶大な権力を堤義明さんお持ちだった。
そう言う事もできそうです。


ミカドの肖像

ミカドの肖像(小学館文庫)

ミカドの肖像(小学館文庫)

という本があります。
猪瀬 直樹 さんの出世作ですね。
この中で、義明さん清二さんのお父様、
堤康次郎さんがどのようにして軽井沢の土地や、旧皇族の土地を手に入れたか書かれています。
とにかく西武グループを1代で作り上げるわけですから凄いわけです。
堤義明さん引退していらしゃるのにこんな書き方で申し訳ないのですが、
お父様の背中を見て育ったので、そういうギリギリの線の手法の不正さに気付いていなかったのかもしれません、
「気づいた時は後に引けなかった」
これが真実に近そうですね。
そして実際、効果も絶大だったはずです。
大人、特に親は自分がしっかり生きないと子供に変な影響が出てしまいますね。
皆さんしっかり生きていますか?
(予想外の終わり方になっています)