2つに1つ

昨日(14日)国民投票法成立しましたね。
この法律、憲法改正に限定されています。
憲法改正
このテーマ結構書いてます。3件ほど載せておきます。
2006-11-09 国民投票法
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20061109
2006-11-29 自民復党問題
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20061129
2007-03-21 右傾化
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070321


憲法改正といっても狙いはただ一点ですね。
第十一条【基本的人権の享有と性質】
十三条【個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利の尊重】
第十九条【思想及び良心の自由】
第二十条【信教の自由、国の宗教活動の禁止】
憲法の中にはこのような項目も含まれていますが、この辺改正の議論されていませんね。
靖国参拝は第二十条違反だから止めよう」
そんな内容国民投票には含まれそうにありません。
狙いは、
第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】
憲法改正と言いつつ実はピンポイント攻撃なんですね。


私「改正」と言う言葉にも引っかかります。
「改める方が正しい」
そういう感覚が伝わってきます。
私の勝手な推測ですが、
9条て世界的な評価高いのではないか?
9条を改正しないで、9条の精神を世界に伝えることが日本ができる最大の世界貢献ではないか?
世界中の国々と友好的な関係を維持し又は築いていくためには、9条を維持した方がいいのではないか?
そう思います。


どっちにしても3年後に国民投票法施行されます。
投票時は、護憲か・改憲か2つに1つになってしまうのでしょうね。
大きく言えばそうでしょうが、本当は2つに1つなんかじゃありませんね。
護憲は確かに1つですが、改憲は選択肢たくさんあります。
改憲と言うと、自衛隊に対する9条の縛りを少なくしていくような方向になっているようですが、
今より9条の力を強くしていく方向だって改憲ですね。
私にとってはこっちの方が改正です。
どっちの方角(右・左)にどの程度改正するのか?
この選択肢重要だと思います。
そして幅も凄く広いので選択肢たくさんできそうです。
改憲が可決した時、国民が徐々に慣らされて、
「エッ!あの時の改憲ってここまでやる予定だったんだ」
なんて後でならないように希望します。
改憲求める人たちも、改憲で可決して欲しいでしょうから、
例えば9条改正して「徴兵制」の復活までは言ってこないでしょう。
そこまで踏み込むと否決される恐れがありますね。
「今の日本国民の安全で平和な暮らしをを守るために」
こんな切り口かもしれません。
可決したら、可決したのだからと言うことで「なし崩し」そういう恐ろしさありますね。
動かすのは大変だけど、1度動けば大丈夫。
物理学の「慣性の法則」に近いものありますね。
投票時用意される改憲の選択肢おそらく私の望む方向ではなく、
望まない方向の1つでしょうから、
私護憲です。