老人Z

老人Z、アニメです。

老人Z [DVD]

老人Z [DVD]

原作・脚本・メカニックデザイン大友克洋
キャラクター原案:江口寿史
監督:北久保弘之
な感じ。
ズトーリー
ウィキペディアです。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%81%E4%BA%BAZ
荒唐無稽なお話ですが、
老人介護について考えてしまいました。


まず、最近ニュース出なくなりましたが、
コムスンの不正請求12億円の件です。
不正請求は許されることではないですが、
そうして儲けたお金があったから24時間介護サービスの提供が可能だったのかも知れませんね。
コムスンから事業を引き継ぐ企業、24時間サービスの継続は難しいようです。
現場で介護を実際に受けているご家族の方の負担が、
コムスン撤退によって増えそうです。
不正をしないと出来ないサービスが必要ってことになってしまうのでしょうか?
合法的に24時間サービスが行えれば、負担が減るご家族って結構いそうですね。


もう一つ思い出したのは、
現場で実際に介護に携わっている方から聞いた話です。
事前に介護で行う仕事内容は決められているそうです。
ですが、介護される側は決められたこと以上のサービスを求める場合もあるようです。
そうなると、サービスで介護をするか、決められたこと以外はやらないか、決断しないといけなくなります。
1日に回る件数は決まっているので、会社としては決められたこと以外やらない方がいいようです。
でも親切な方だと、当然決められたこと以外することもあるようです。
会社側は見て見ぬふりになるようです。
介護を受ける側に賃金の請求できません、
気を利かして決められた事以外すると。
相手の方は喜んでくれても、
自分の労力だけの給料にはなりません。
さらに、次に担当が替わったときに、
「前のヘルパーさんは○○やってくれたのに」
って言われて、
結局、同僚にも迷惑をかける事もあるようです。
困っているから手助けするのが「ヘルパー」の仕事だとすると、
介護を受ける方が生活しやすいように助けることが仕事です。
やりすぎると、会社と同僚ににらまれて、
やらないと、介護を受ける方の評判が落ちる。
こんな感じで、
ヘルパーさん、
1、精神的にも、
2、肉体的にも、
ついでにもう1つ、
3、金銭的にも
辛そうですね。


さらにもう一つ実例を。
自分(女性です)の親が要介護になってしまいました。
自分自身もパートで働いていたのですが、
パート辞めました。
理由なのですが、
「自分がパートで働いて得る収入より、介護にかかる費用の方が高い」
ということなのです。
「働かないで、親の介護を自分でやった方が手元に残るお金が多い」
ということです。


私両親まだ元気です。
両親元気でも、自分自身が将来要介護になる可能性は誰も否定できませんね。
今大丈夫だから、って放置しておくと、将来悩むことになりそうな問題です。
それなりの資産をお持ちの方は問題ないのでしょうが、
そうでない方が、安心して死を迎えられるまでどうケアしていくか、
ケアする方たちの待遇改善も含めて、皆で考える必要あります。