投機資金(その2)

昨日書いたガソリンに関して、
昨日朝日・夕刊2面右下に小さな記事ですが以下の見出しありました。

ガソリン消費税
公明が軽減検討
原油高対策

記事の一部引用します。
 

現行では、1㍑当り53・8円のガソリン税がかかるうえ、別途、消費税も課されており、「二重課税」だと指摘されてきた。ガソリン税の分にかかる消費税を軽減すれば、ガソリン代が数円安くなると言う。

今でこそ、ガソリン税の売値に対する割合40%切っていますが、100円以下でガソリンが買えた時代は、50%以上の税率だったんですね、さらに消費税まで取っていたのですから税率かなりのものです。
さらに、ガソリン税は、

国と地方の道路財源(道路特定財源)として使われている。

ということになっています。
なんか、無駄な使われかた、されていそうですね。
道路公団とか問題になっていたのと関連ありますね。


このガソリン税の件、以前に1度書いていました。
2005-09-08 ガソリン価格
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20050908
この時L124円でした。
昨日の表にもあるように年明けには109円になっています。
上がったとしても、また下がる部分がまだあったのでしょうね。
金余りの投機資金がまだ石油にそれほど来ていなかったのかも知れません。
この時ガソリン税、1L辺り53.8円で固定されていること調べていたのに忘れていました。


今朝のニュースで、高騰していたガソリン価格下がったこと、
下がっていたニューヨークの株式市場の株価が持ち直したこと話されていました。
昨日、

私の少ない貯金も利子付いていますが、
その利子も、こういった投機によってもたらされているのでしょうか?
それなら、利子無しでも良いかも知れません。

こんなこと書きましたが、
考えてみたら、国民年金もなんらかの形で運用されていますね。
私の加入している、生命保険、火災保険等の保険関係も運用されています。
例えば、国民年金運用が上手くいって、月6万程度出るものが、月8万出るようになったとして、
物価がそれ以上に上昇したらほとんど意味がないですね。
国民年金のような、基礎年金は、物価の上昇に合わせてある程度の上昇は約束されているようです。
でも基礎年金だけでは足りない、と言うことで個人が掛けている年金はほとんど物価が上がろうが固定です。
国民年金基金、付加年金が固定ですし、各種保険会社や郵便局(なんか民営化で新しい名前になってますね)の年金も固定のはずです。*1
資金の運用を任された側は、10円を11円にすれば10%の運用ができたと言うことで良いのかも知れませんが、
下手なもので運用されると、物価の上昇が伴うので、手元に戻ってきた資金がたとえ増えていたとしても、預けた時ほどの使い道がないということが当然おきますね。
株で運用するのは、株式市場というのは、元々そういう場所なので、問題ないと思います。
石油・食料この当りの値動きには投機資金が、サブプライムローンでの損失をカバーするために回ってきていそうですね。このへんは私たちの生活に直結します。
金も値が上がっている、と言う話出ていました。
レアメタル(例えば、ニッケル、クロム、タングステンモリブデン、コバルト、マンガンバナジウムなど)も高騰していますが、こういった資金が投資されていますね。キット。
余剰資金が、投資対象を求めて、世界中のあらゆるものに目を向けている感じですね。


国家としてファンドを行っている国もあります。
この部分もう少し調べて明日書きます。


#追記
金価格については調べました。
三菱商事のプラチナ・金価格を見てみると↓
http://www.gold.mitsubishi.co.jp/price/price.cfm#suii
11月9日まで良い調子で上がっていました。
12・13と連続して下がっています。
下げ幅も大きいですが、それでも今年の10月26日の価格を上回っています。

*1:物価スライドの年金保険もあるかも知れませんが保険会社のリスクが大きいのであまり無いと思います