政府系ファンド

昨日書いたこと↓

国家としてファンドを行っている国もあります。
この部分もう少し調べて明日書きます。

調べました。
どっかでこれ読んだ、そう思ったんですよね。
1月前でした。
10月14日朝日・朝刊経済面(手元の新聞で9面)右上、見出し引用します。

G7、政府系ファンド注視
急拡大、情報少なく


全体資産、推計で290兆円

記事中に、
国際金融情報センター・ロンドン事務所のまとめなどによる
8カ国の主な政府系ファンドの表が出ています。引用します。

国名   機関名   資産規模(億ドル)
アラブ首長国連邦   アブダビ投資庁    5000〜10000
サウジアラビア   金融公社    3200
ノルウェー   年金基金    3000
シンガポール   投資公社    2000〜3300
  〃     テマセク    1080
中国   中国投資    2000
クウェート   投資公社    1500〜2500
ロシア   安定化基金    1400
韓国   投資会社    200

さらに記事中に、
 

日本も無関係ではない。シンガポール政府投資会社(GIC)は4月、プロ野球福岡ソフトバンクホークスの本拠地球場を保有する企業を買収。

と書かれています。
世界一の外貨準備高は、1兆4336億ドル(9月末)の中国です。
2位は9456億ドル(同)で私たちの国なのですが、

米国債など安全第一の運用方針を変え、政府系ファンドを設立すべきだとの声が政治家らの間に出ている。だが、財務省は損失懸念や急な為替変動への介入のため流動性を確保したいとして強く反対しており、今のところ具体的な動きになっていない。

さて、サブプライムローンで大揺れの米国、
米国債って安全なのだろうか???
日本の外貨準備高が、無駄に減っていくのは辛い気がします。
かといって、石油高騰の原因となるような投資を行うことも考えてしまいますね。
でも、将来のために、レアメタルや、石油を備蓄することは悪いことではない気がします。
消費税を上げたりしないで、外貨準備高を国債返すなど上手に運用して、国民が暮らしやすいようにして欲しいとも思います。
中国は、外交(資源外交も含む)上手だし、溜まった外貨を国として上手に運用しているようです。
「利子は要らない」とか一度は書いておいて怪しくなってきましたが、
政府系ファンドはただ金儲けではなく、節度を持った投資が必要だと思います。


投資ファンドで、タイ通貨危機になったこともありました。
あれから10年経ったようです。
毎日新聞ユニバーサロン↓
http://www.mainichi.co.jp/universalon/clipping/200707/036.html

ドルとの固定相場を続けていたタイの通貨バーツが、「経済の実態より割高」として欧米ヘッジファンドなどから売り浴びせられた。タイ政府はバーツを買い支えたが、外貨準備が底をつき97年7月2日、変動相場制に移行し、バーツは暴落した。通貨下落はフィリピン、インドネシアシンガポール、マレーシアにも波及。11月には韓国にも飛び火した。

住友商事のこちら↓も関心ある方ご覧ください。
http://www.sumitomocorp.co.jp/econo/9709/j-summary.html
1つの国の経済をおかしくするくらい、国・民間を含めた投資ファンド資金を持っています。
その資金が私たちの生活に深刻な影響をもたらすことがないように、
国際的な監視のルールが必要になってきているように思います。