円高・原油高

最近色々なものが値上がりしています。
食品関係の値上げもかなりありました。
食料品も輸入材料の値上げが理由になっていること多かったと思います。
例えば小麦粉上がって、パン・麺類とか上がってますね。
10何年かぶりの値上げとか言う記事も目にしました。
でも円高も言われています。
円高になると輸入品の価格は下がるはずですね。
円高の幅以上に物価が上がっているということでしょうか?
輸出主体のメーカーは円高だと輸出価格が上がってしまい価格競争力が落ちます。
販売価格を維持するとなると、円に交換したときに為替差損が生じることになるわけですね。
でも、これも考えてみると、材料を輸入する時には円高の方が仕入れ値が安くなるわけです。
最近レアメタル(例えばニッケル・タングステンモリブデン・白金・パラジウムなんかのことをいいます)
の価格高騰話題になっていました。
円高は価格高騰を抑える働きがあります。


最近私もよく話題にしている石油でたとえ話してみます。
原油は単位バーレルで取引されています。
Yahoo辞書で引いてみました。

2 ヤード‐ポンド法の液体の体積の単位。1バーレルは、英国では36英ガロンで約163.7リットル、米国では31.5米ガロンで約119.2リットル、一般に用いられる石油については42米ガロンで約159.0リットル。バレル。

とのことです。
たとえ話ですので、わかりやすさを優先して実際にありえない価格設定しますね。


原油1バーレルドル建価格=1ドル、1ドル=100円


だったとします。
原油価格が倍になりました、でも円高も進みました


原油1バーレルドル建価格=2ドル、1ドル=50円


ドル建で決済する場合、円高だと原油価格上がってもこの例のように値上がりが円高で吸収されて、
結局100円で原油1バーレル買えてしまいます。
円高になっていなければ、原油価格もっと上昇しているわけですね。
ガソリン代も、もっと高くなっているわけですね。


円高は悪!
みたいな論調もありますが一概にそうとも言えない部分もあると思います。
では円高は良いのか?
これも一概には言えませんね。
でも日本が海外で買い付けを行うときは円高良!
と言い切ってしまえると思います。