企業研究(J-POWER編)

気になりますね「Jパワー」投資ファンドによる株の買占めが無ければ、
いまだに会社名知らなかった方もいらしゃるのではないでしょうか?


私は、高校時代の友人の父親が電源開発(J-POWERは愛称のようです)に勤めていて、
パナマだかペルーだったかに発電所を作るために行ったまま、何年も(たまには帰国していたのかもしれませんが)帰ってこなかった記憶があります。
確か高1の時は既に行っていたそうです。
高校卒業時に帰国していたような?いなかったような?
そんな感じです。
その時は、
東京電力でもないのに、凄い会社があるのだな」
そんなふうに思っていました。
まず、ウィキペディアです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%BA%90%E9%96%8B%E7%99%BA
電源開発 - Wikipedia
一部引用します。
会社の設立の経緯です。

太平洋戦争の日本敗戦後、GHQの指示で作られた過度経済力集中排除法の指定を受け日本発送電が解体、地域電力会社に分割された。しかし、分割されたばかりの地域電力会社は資本的にも非常に貧弱で、復興のために必要となる電力を満足に供給できず、発電所新設の投資もままならない状態であったため、国内での電力需要の増加に対応して制定された電源開発促進法により、1952年9月16日に国の特殊会社として設立された(資本構成は66.69%を財務大臣、残りを9電力会社が保有)。

民間の電力会社を支援するために、国によって造られた会社だったのですね。
設立の経緯からして凄い会社です。


株式が公開になった経緯です。

1997年に特殊法人合理化の中で5ヵ年程度の準備期間を置いた後に民営化することで閣議決定され、2003年に電源開発促進法を廃止、2004年10月6日に東京証券取引所の第1部に上場し、電力会社および政府出資の民営化ファンドの保有株式の全てを売却した(初値は2,795円)。


電源開発のホームページ紹介しておきます。
http://www.jpower.co.jp/
J-POWER 電源開発株式会社
会社案内の中の「J-POWER ―日本から世界へ そして未来へ―」
11分ありますがこの会社のことよくわかります。
http://www.jpower.co.jp/company_info/pr/index.html
企業広告・広報ライブラリ | 企業情報 | J-POWER 電源開発株式会社


昨日もこの件、一昨日についで新聞に掲載されていたので紹介しておきます。
朝日・朝刊1面中央、

外資買い増し中止勧告
Jパワー株政府、電力に影響懸念

の見出しで記事がありました。


さらに政策面(手元の新聞で7面)にも関連記事ありました。

 外為法外資規制という「伝家の宝刀」が初めて抜かれた。

との記載があり、今回の勧告が「禁じ手」というほどではないにせよ、
今まで、一度も使用していなかったことがわかります。
今後も乱用するようだと、外資にとって日本市場の魅力が、
ますます無くなることになりそうです。


今回の件で、市場への影響は余り見られなかったようですが、

「日本政府・企業への失望感は既に外国人投資家に浸透している」

との外資証券アナリストの談話も掲載されていました。

市場は「外資排除」の広がりを感じている。

とのことで、
日本は、今後外資抜きでやっていけるのか?
やっていければ申し分ないのですが、
それだけの力強さ余り感じられませんね。
訪米中の韓国大統領は16日に「対韓国投資促す」発言されたそうで、日韓で対照的な動きになっています。
asahi.com:訪米中の韓国大統領が対韓国投資促す、牛肉輸入問題には触れず - ロイターニュース - 国際


社説でもこの件取り上げていました。

Jパワー株規制 これで公益が守れるか

記事全文出ています。
http://www.asahi.com/paper/editorial20080417.html#syasetu1


Jパワー株規制の件、私には、規制した方が言いのか?しないほうが良いのか?
自分の中に、両方の気持ちがあって、判断できません。