原子力のこと。

原子力のこと、条件付きながら、私肯定的な意見書いてきました。
この期に及んで、まだ完全否定する気持ちにはなっていません。
ただ、現状は非常に厳しいですね。


今日は、今までここに書いてきた、内容を検証してみようと思います。
2006-04-08 企業努力 - なんやかんや

石油高値止まりですね。
平日121円、
土曜は119円(土日祝日2円引きのスタンドがあります)
勿論私の行動範囲の中で、一番安いスタンドで入れています。

これでも、今から思うと安いですね。
この時、

東京電力(他の電力会社のこと調べて無いので不明です)
4月1日から電気料金値下げしています。
今だったら、石油高騰、ということで値上げしても皆納得しそうなのにですよ。
スゴイ!
この10年で6回下げているようです。

でも、以下の危惧が現実のものになってしまいました。

日本被爆国ですけど、原子力の恩恵すごく得ていますね。
私は原子力には理解があるほうだと思います。
問題は、いい加減な管理ですよね。
安全性に問題があるのは許せませんね。
なんせ命がけになってしまうわけですから。
田舎にばかり危険を押し付ける姿勢は、安全性に問題があるから?
って疑いたくなります。

東電のリンク先今はアクセスできませんが。
当時の内訳。
12年度で、

1位:原子力 42%
2位:ガ ス 36%(LNG・LPG)
3位:石 油 10%
4位:水 力  7%
5位:石 炭  4%
6位:その他  1%


2006-04-10 チェルノブイリ - なんやかんや

昨日の朝日新聞別刷りのbe on Sunday 1面の下に
「竹内敬二のどうする」というコラムがあって、
そこにチェルノブイリの今が書かれています。
事故は1986年に起きていて20年たっています。
いまだに放射能に汚染された、農作物、牛乳、肉が生産されているそうです。
原発から西へ約70kの地区では、千人以上が疎開先から勝手に戻っているそうです。
森は20年間汚染濃度はあまり変わらず、
生キノコは1キロあたり基準の120倍以上のものもあるそうです。
そこで自給自足の生活をしているそうです。


今日本の電力は原子力無しではどうにもならないのでしょうが、
原子力事故はホントに恐ろしいですね。
広島・長崎は原爆落とされていますが、
普通の放射能レベルになるのに何年ぐらいかかったのでしょうね?
広島市衛研年報によると平成15年の結果は前年度までの結果と同程度とのことです。
広島放射能で検索かけるとかなりの資料見ること出来ました。
チェルノブイリは、広島長崎以上の放射能の流失と言うことになるのでしょうか?

チェルノブイリ70kでも危険?
福島何とか収まって欲しいです。
福島原発とは違いありますが、広島・長崎のあと、どのくらいの範囲の人と、作物に影響があって、その影響が年毎にどう減って行ったのか?
だいぶ前から、広島・長崎普通に人がいて、生活しています。
資料ありそうな気がしますが、私の不注意か見かけませんね。
今後の指針になる気がします。


この時こんなコメントいただきました。

訳者
はじめまして。
チェルノブイリ周辺のバイク旅行記を、ご本人のご快諾を得て翻訳しています。よろしければご覧下さい。
現地の方の視点の旅行記です。
http://www.geocities.jp/elena_ride/

リンク先もお時間あればご覧ください。


2006-04-13東芝 - なんやかんや

昨日の朝日新聞東芝さんが、原子力発電所に納入した流量計の試験データを改ざんしていた問題で、11日に東北電力東通原発1号機で新たに改ざんがあったと発表した。
との記事がありました。
これで改ざん見つかったの3基目だそうです。
他の原発5基や火力発電7基でも一部にデータ補正や削除の痕跡が見つかった。
そうです。

安全の問題、やっぱり気になって書いています。

私、以前にも書いたように安全性確保(これが既に難しいのかな?)
の上で原発容認の気持ちあります。
ただこうなってくると、「改ざんが日常茶飯事なの?」
って思ってしまいます。
ちっとも安全じゃないジャン。
って感じですね。

東芝さん「世界の原子力企業」目指していますね。
東芝さんは、以前から沸騰水型軽水炉が得意な会社でした。
(日本で、こっちのタイプの原発多いようです。)
ところがもう1つ加圧水型のタイプもありまして、
(世界ではこちらが主力のようです。)
そこで東芝さん世界的な加圧水型メーカー、米のウェスチングハウス・エレクトリックを、
親会社の英国核燃料会社(BNFL)から、他社との入札に勝つ54億ドル(約6400億円)で取得。2月6日に全株取得の契約行ったばかりですね。
この金額の多さも話題になっていました。


2006-11-17 日立&GE - なんやかんや
少し古いのですが、
11月14日朝日・朝刊1面トップは、

日立・GE原発事業統合
世界3陣営の争いに


原油高温暖化親切需要見込む

の見出しありました。

上のの写真は、朝日1面の記事に掲載されていた図です。
このまま載せるの問題あり、でしょうが、
この図、今の3陣営の様子よくわかって良いです。
********
ここまで、そのまま、2006-11-17に書いたことです。
原子力、世界の3陣営全てに日本の会社入っています。
今回の地震でも、問題が無ければ良かったのに、残念です。
今までの、安全神話はもう通用しませんね。
原子力の将来、考えるときです。
神話ではなく、現実のしっかりした対応私たちも求めています。


2007-03-24制御棒 - なんやかんや

稼動中では無く、検査中に、沸騰式型原発で制御棒が抜け落ちる事故が多発していたことがたくさん報告されていますね。
今までは報告義務が無かったこともあって表面化していなかったようです。

福島は、以下の旧式だったのでしょうね。

検査中の事故が多かったとはいえ、検査中に操作を誤ることも問題ですが、
操作を誤っても大丈夫なような設計原子力発電には必要ですね。
改良型の原発も出ているようですが、まだまだ旧式の原発がほとんどです。
旧式から改良型へ変更するとしても、放射能の関係もあって、
原発は1度稼動すると変更や、廃棄難しそうですね。

今回の事故見ていると、まだまだ危険ですね。
原発自体の、製造上の安全性も、もう1つだし、
操作する人間の教育も、もう1つ、
そして起きた事故の報告もきちんとできない。
原発は、この3点セット、(私の知らない4点目5点目があったらそれを含めて)
きちんと、国内でも国外でもやっていかないといけませんね。
被害が高範囲に及ぶので、一企業の問題ではすみませんね。

このもう一つが、多くの住民を巻き込んでしまいました。


2007-07-26 リケンその後&放射能除去装置 - なんやかんや

新潟県中越沖地震で被災した、ピストンリングのリケンさん。
自動車メーカーの生産止めたとき書いてます。

地震後、最後まで復旧できそうも無いのが、どうも「柏崎苅羽原発」のようです。

この教訓どこまで生かされていたのでしょうね。

そのまた昔、「宇宙戦艦ヤマト」というアニメがありました。
その中で「放射能除去装置」なるものが出てきたのですが、
原発を安心して使用するためには、この装置の開発本当に必要な気がします。
世界中のどこかで、開発にはきっと着手していることと思います。
結局事実として私たちが受け止めなくてはならないことは、
最終処分まで安全に処理できないものに頼ってしまっている現実ですね。

これ本当にそう思うのですが、
今見たり聞いたりしているのは、
放射性ヨウ素131の半減期は8・0日、放射性セシウム137は30・1年とされる。
自然に害がなくなるのを待つ感じ受けます。
積極的に、放射性部室を除去したり、無害化することは難しい。
想像していたこととはいえ、厳しい現実です。



2008-01-19本当の所どうなの? - なんやかんや

それぞれの立場の人が、それぞれに都合の良いデータで情報を流しているような気がします。*1
そして私たちは、真実を知らない。
環境に優しいと思ってやっていたことが、本当は環境破壊の手助けをしている。
なんてこともありそうですね。


2008-06-28 東電の様変わり - なんやかんや
柏崎の復興費用と、停止の影響で石油依存度高くって収支が悪化。
値上げの話が出たときに書かれています。

電力会社、日本を会社ごとに分割して、地区ごとに独占状態で事業を行っていますね。
対抗できるのは、Jパワー(電源開発)ですが、どうも対抗というより協力関係にありそうです。
かといって、電力会社つぶしてしまうわけには絶対にいきませんね。
値上げといわれれば、認めるしかない状況に国民が置かれているわけです。
値上げ、良いでしょ!認めます。
でも、皆が納得できるように、経営や収支をガラス張りにして公開する必要があると思います。
そして、安定して、安い電力を供給する義務があることを忘れないで欲しいな。
国もしっかり国民のために電力・ガスといった特殊な企業はしっかり指導力を発揮して欲しい。
そう思います。
ただ、国の指導無いほうが上手くいくかも知れない気がしてしまうのは、私だけでは無いでしょうね。
東電さん、批判はしません。
耐えます。
また書くけど、
安定して、安い電力を供給する義務があることを忘れないでね。


2011-02-15 鮟鱇鍋 - なんやかんや

最近東海村に行っていました。
東海村原子力発電所

ついでに、寄りました。
アトムワールド。

原子力発電。
安全性の確保は完全ではないものの、
いつの間にか必要不可欠。
私、肯定的に捉えていますが、放射能の処理に対して、もっともっと技術的な進歩が必要だと思います。
安全で安心とは言いがたいですね。


まだ他にも書いていますが、この辺にしておきます。
不安が、現実になっています。
でも、
「だから言ったじゃない」
って距離を置いたりする気持ちにはなれません。
福島で危険な目にあっている現地の方たち、自ら被災者、多いようです。
応援に駆けつけている方たちも含め。不眠不休。
ありがとうございます。
今でも十分大事ですが、これ以上大事にいたらずに、収束するよう願っています。
そして、震災後の不注意を含め、人災の部分もありますね。
「もう2度と」
という言葉をこれ以上繰り返さないように、
国も電力会社も原子炉メーカーも。今後にしっかり活用してください。

*1:例えば原子力発電、発電時は原子力の方が石油・石炭を使った発電より環境に優しい。ということ信じたとしても、原子力の場合発電後の核廃棄物の処理が必要です。そこまで考えると、どうなの?そう思います。環境を考えずに、石油高騰している今。を考える電気の安定供給の手段として考えると、原子力発電強力な助っ人ですね。