蟹工船

先週の朝日新聞で、2回ぐらい、
「最近蟹工船が読まれている」
書かれてましたね。

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

何時の記事か、積んである古新聞調べるの面倒なので、
asahi.comで調べてみました。
ヒットしました。リンクしときます。
http://book.asahi.com/clip/TKY200805120295.html


蟹工船、私学生時代に通学の電車の中で(タブン)読んだと思います。
漁船で過酷な蟹漁にあたる人たちが、職場のカイゼンを求めて立ち上がるストーリー。
そんな記憶を持っていました。
昨日せっかく実家に帰っていたので、当時読んだ蟹工船探し出して読みました。
アリャ!
私の記憶ってとても「いいかげん」
蟹工船の船、漁船のイメージだったんですよ。
とんでもない。
蟹工船って、取った蟹をその場で加工して缶詰にできる船です。
これってどう考えてもかなり「でかい」です。
小説中の、皆で団結して管理者側を、船の中で「糾弾しよう!」という分部の会話一部引用します。

「一人と一人じゃ駄目だ。危い。だが、あっちは船長から何から皆んな入れて十人にならない。ところがこっちは四百人に近い。四百人が一緒になれば、もうこっちのものだ。十人に四百人!相撲になるなら、やってみろ、だ」

ヒョェ〜〜!
ヨ・ヨンヒャクニン!
これて、もう漁船じゃない。
海に浮かぶ工場です。
私の読書って?いったい・・・(^_^;)

蟹工船、書かれたの(一九二九・三・三〇)だと思います。
本の最後に、そのように書かれています。
その時代とか考えて漁船のイメージだったんですが。
造船国、ニッポン。
その時代でも、そんな缶詰工場もかねた船を作る技術持っていたのですね。
日本国、ナメテました。
失礼いたしました。


蟹工船って結局タンカー並みに「でかい」ってこと?
興味津々
調べました。
画像なかなか出てこない。
山村聰さんの初監督作品。「蟹工船」だったそうで、
その映画の船内と思われる写真発見!
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/bungaku/sakuhin3.html
文豪たちの昭和|作品解説3
船の写真見たいよね。
http://www.spike.co.jp/bungaku/read.html
http://www.spike.co.jp/bungaku/read.html
イマイチ。もっと大きい画像が見たい。
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アリャマ、この写真なんか、私と同じで、蟹工船漁船のイメージになってますヨ〜。
ギブアップ、
結局、私の手元にある新潮文庫の、表紙の絵が現実に近いようです。
以下のリンク蟹工船の解説つきです。
http://ore.to/~gekka/syohyou/kanikousen.htm
http://ore.to/~gekka/syohyou/kanikousen.htm
奥に描かれている船に缶詰の設備とか付いている蟹工船
蟹工船には、実際漁をするための、ホントニ漁船をイメージしたらいいような船が何隻か積まれていて、
漁場になると、船を出して蟹を捕る。
その船が手前に描かれている船ってことになるようです。
だから、私が漁船のイメージ持ったのも、間違ってはいないけど「正確さが足りない」ってことですね。


蟹工船どの位大きかったのか、見てみたいですね。


納得できないので、調べていたら以下のページ発見!
http://www.geocities.jp/minami_zatugaku/vol_099.htm
サブページ 1

大正時代には、蟹工船(大正 3年から)が盛んになり、船上で缶詰にして輸出されていました。
小林多喜二の小説「蟹工船」は有名ですね。

船の画像は発見できなかったけど、
蟹工船って大正3年(1914年)〜だったのね。




知っているかも知れないけど、まめ知識。
大正は1911+その年号で西暦に直せます。
大正3年は1911+3=1914年になります。


ついでに昭和は1925に年号足すと西暦になります。
逆もできます。
上記、

蟹工船、書かれたの(一九二九

これ昭和何年?
1929−1925=4
そう、蟹工船昭和4年に書かれています。


あら、そうか。
小林多喜二さん若くして、国家に殺されてしまったので、著作権切れているのですね。
北沢文庫紹介しときます。
http://www.ftm.co.jp/bunko/
縦書『北沢文庫』


私も粘りますね。
こんなの見つけました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1316405368
蟹工船に付属したた川崎船というのは、だいたいどれくらいの大きさだったので... - Yahoo!知恵袋


ン〜
「今日はこのへんで勘弁しといてやろう」
って少々敗北感があります。