先日書いた、「宇宙からの帰還」
- 作者: 立花隆
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1985/07/10
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語っているのは元宇宙飛行士のジョン・スワイガードさんインタビューしているのは、勿論立花さん。
−リベラル派のどこがそんなにいけないのか。
「十八世紀のイギリスのエジンバラ大学の教授に、タイトラーという人がいた。その人がデモクラシーについてこんなことを述べている。
デモクラシーが健全なのは、有権者が、自分たちの投票行動いかんによって、政府資金から多くのものを引き出すことができるということを発見するまでの間だ。この原理を発見してしてしまうと、有権者は、政府資金からより多くのものを約束する候補者に投票するようになり、従って候補者たちは競い合ってより多くのものを約束するようになる。その結果、デクラシーは必ず放漫財政におちいって、財政的に破綻する。そこまでいくと、もうデモクラシーではどうにもならないというので、独裁政治がそれに取って代わる。」 (後半略)
どこかの国の現在みたいですね。(^_^;)
200年以上前に言っていた人がいた。
タイトラーさんすごい。
独裁政治にはなって欲しくないですね。
インフレを起こして国債棒引き、みたいなバカなことをしないで現状を打開する。
日本人の英知期待します。
あと、アメリカという国は、宇宙飛行士であっても、その後の生活が安泰というわけでもないようです。
宇宙から帰還されたあと、様々な人生を歩まれている方がいて、
その後の生活は自分で切り開く必要あるようです。
でもそれが、アメリカの基本のようです。
日本人が普通に考えている、安定した職、安定した収入というのは大変なことなのだとわかりました。
何か別のところで、
自分のポジション、誰かに変わられる可能性あるし、自分自身も転職してさらに上のポジションを目指す。
安定した職というのは、基本的には優秀と言われない人材の仕事なのだ。
そんなようなこと読んだ記憶があります。
日本もそうなりつつありますね。
本文中のに出ていたのですが、(ページ数不明)
宇宙船って狭いですよね。
でも、宇宙空間では広さ問題にならないらしいのです。
宇宙は無重力。
右も左も上も下も無い。
地球に暮らしていると、重力があるのでハシゴでも使わない限り、平面での活動になります。
でも宇宙は、360度全ての面が活用できます。
寝るときだって、自分が中心にいれば*1その周り、360度誰でも寝ることができる。*2
その立体内の空間全て活用できるので、私たちが思っているほど動きに制約は無いようです。
他にもありますが、宇宙飛行士さんたちの宇宙体験が、その後の精神にどんな影響があったのか書かれていて興味深く読めました。
「宇宙体験で影響って無かったかな」
なんていう方もいました。
キーボード買ったので書けました。