鉄塔武蔵野線

映画を見たとき1度書いています。
2010-08-19鉄塔武蔵野線 - なんやかんや
銀林みのるさんの「鉄塔武蔵野線
図書館に予約していたのが、やっと手元に来たので読みました。
予約したのは、最初に出版した新潮社の版ではなくて、

鉄塔武蔵野線

鉄塔武蔵野線

鉄塔 武蔵野線 (新潮文庫)

鉄塔 武蔵野線 (新潮文庫)

ソフトバンク文庫のもの。
鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)

鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)

この本横浜市内の数ある図書館の中で、置いてあるの磯子の図書館の1冊だけ。
でもネットで予約すると、希望の身近な図書館まで配送してくれます。
素晴らしいシステムです。
他の都道府県でもやっているのでしょうけどね。
どんな本か?
アマゾンの図書紹介の分部引用します。

内容紹介
日本初の鉄塔小説、10年ぶりの復刊!
“鉄塔小説”という異色の分野を切り開き、第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した本作。書店員たちの熱い復刊要請にこたえるかたちで10年ぶりに文庫化! 鉄塔武蔵野線1号から81号まで500枚以上の写真を掲載し、幼き日の美しい思い出を遡る。
内容(「BOOK」データベースより)
夏休みも半ばを過ぎたある日のこと。5年生の見晴は近所の鉄塔で番号札を見つける。その名は“武蔵野線75‐1”。新発見に胸を躍らせた見晴は、2歳下のアキラを誘い、武蔵野線を遡る。「オレたちは鉄塔を辿っていけば、絶対に秘密の原子力発電所まで行けるんだ」―小学生の頃、誰もが抱いていた気持ちを見事に描き、未知の世界を探検する子供心のときめきを見事に描き出した“鉄塔小説”。第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。1997年映画化作品。著者が思いの丈を詰め込み、本当に望んでいた「完全版」に改編。鉄塔 武蔵野線1号から81号まで計500枚以上の写真を掲載し、幼き日の美しい思い出を遡る。

「ファンタジーノベル大賞」後援新潮社です。
だから新潮社から出るの当然ですね。
日本ファンタジーノベル大賞 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%AB%E5%A4%A7%E8%B3%9E
ただ、銀林さんの思ったように写真の掲載はされていない形での出版になっていました。
そして、ソフトバンク文庫から銀林さんの思うような形での出版になったわけです。
書店員さんが押すだけのことはあります。
映画も見ましたが、最後の部分で寝てしまったのが残念。(^_^;)
少年が鉄塔を追っていく小説だと思って読んでいました。
モチロンそれだけでも十分面白いのですが、
実は私、泣きました。
小説読んで泣いたのは初めてかもしれません。
今まで泣いた記憶がないのです。
年のせいで涙もろくなった?
そんなことはないと思うのですが。
406Pから後泣かされました。
これから読む方のために詳しく書きませんが、
子供の気持ちを大切にする大人と、主人公たちとの交流がとっても素晴らしいです。
この本、読んでいて作者の子供時代の体験をそのまま小説にした、ノンフィクションだと思いました。
でもね、写真が最低5枚掲載されています。
小説の内容と合った鉄塔がです。
舞台は199×年夏ということになっているのですが、
小学生の主人公が、こうもキッチリ写真が撮れるものなのだろうか?
でもね、小学生って馬鹿にしたらいけないんですよね。
大人顔負けのことっていっぱいできますから。


で実際どうなの?
思いますよね。
そこも書きません。
そこのところも、私にとっては驚きでした。
泣きはしませんでしたけどね。
作者の、銀林みのるさん、こんな方です。
銀林みのる - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%9E%97%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%8B
この本1冊書いただけで、2冊目書いていないのです。
この1冊で全てを出しきってしまって、2冊目を書く気が無いのかもしれません。
でも、2冊目のテーマ思いついたらぜひ書いて欲しいです。


この本読み終わって、手元に1冊置いておきたくなりました。
アマゾンで購入してしまいました。
図書館で借りて読んだ本で購入してしまったのも初めてのような気がします。


この文庫、鉄塔武蔵野線のある場所の地図もついています。
これ、実際いってみた方いそうな気がします。
有刺鉄線乗り越えて怒られたかたいそうです。
他の鉄塔をめぐった方もいると思います。
私も今日、バイクで走行中鉄塔を目で追ってしまいました。
こんな本まで出版されていました。

東京鉄塔―ALL ALONG THE ELECTRICTOWER

東京鉄塔―ALL ALONG THE ELECTRICTOWER

この本の作者、のサマルヒデキさんのブログ見つけてしまいました。
毎日送電線 鉄塔旅日記
http://d.hatena.ne.jp/sarumaruhideki/
かなりの鉄ちゃんです。
写真すばらしい。
鉄塔って綺麗ですね。
この写真見ていたら、
「愛蔵版鉄塔武蔵野線
で写真カラーの出たら私絶対買います。


この前も書きましたが私が「鉄塔武蔵野線」の映画見るつもりになったの、
JR武蔵野線の映画だと思ったからでしたからでした。