独立資本

28日に武富士会社更生法申請しました。
サラ金業界06年1月に最高裁で利息制限法を超える金利を取る条件を厳しくする判断が出て、過払い利息の返還請求が急増して、どこも経営苦しくなっていました。
武富士同様、独立資本で営業していた、チワワのCMが印象的なアイフル
アイフル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%AB
一足先にこんな状態です。

2009年9月17日 - 住友信託銀行あおぞら銀行らに対し、事業再生ADRを利用した私的整理を打診。債務総額3000億円。[2]
2009年9月24日 - 事業再生ADRの利用を事業再生実務家協会に申請、同日受理される。
2010年4月2日 - 大阪証券取引所上場廃止

利息制限法を超える金利を取る条件を厳しくする判断が出た時、私も良いことだと思っていたのですが、
今の状態を見ていると、サラ金業界がつかんでいた顧客層をなかなかつかめていなかった、大手銀行が、独立資本の「武富士アイフル」を場外に追いやって、顧客の獲得が進んだことになります。
武富士は問題の多い会社でしたが、業界最王手。
武富士 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%AF%8C%E5%A3%AB
しかも、大手資本に頼らず、独立資本で消費者金融という業種を開拓したという面は評価出来ると思います。
こういった、開拓者が、淘汰されて、後発の大手資本がそのパイを奪っていく。
こういった流れは、新規事業を開拓して景気回復を計りたい今の状況には、マイナスなような気がします。
この件、1番潤っているのが、弁護士事務所や、返還請求のできる司法書士事務所。
こういった職業の方たちは、正義感も倫理観もあるように思いますが、中には悪徳な所もあるようで問題になっていました。
しかも、この資金の流れって、成長性もないし、仕事量にも限度があります。マイナスの残務処理っていう感じで、長期的な雇用や景気の回復に結びつきそうにないですね。
利息制限法を超える金利を取る事を制限することは良かったと思うのですが、
まだそんなに表に出ていない、大手サラ金が新規貸出を中止せざるおえない状況になって、もっと非合法な金融機関からお金を借りなければならなくなっている方たちののこと。
心配ですね。


最高裁で利息制限法を超える金利を取る条件を厳しくする判断。
私も良いことだ。
そう思っていました、もう少しその適用や運用に配慮が必要だった気がします。
よく書きますが、この件も
「木を見て森を見ず」
の1例になっていますね。
そして、結局大手資本が利益を得る構図。


別の流れで今心配しているのが、不動産の更新料の問題です。
更新料無い地区もありますが、裁判で更新料を徴収すること、違法の可能性出てきました。
私も更新料問題あると思っています。
私も、更新料事情を話してまけてもらったことあります。
2009-02-07更新 - なんやかんや
これも、更新料のある地区で弁護士事務所や、返還請求のできる司法書士事務所、による払い戻し請求なんてことになると、小さな不動産屋は倒産。
なんてことになる可能性高いとおもいます。
私も今の仕事で係っていますので、どのような展開になるのか?
注目しています。
下手なやり方をすると、景気の回復に影響でますね。
地域密着の、地元独立資本が淘汰されて、大手不動産業者の売り上げが上がっていくことになります。
起業を推進したいのに、後退に結びつく可能性も秘めています。


こうして考えていくと、
国の規制を緩和させて、独立資本で発展させていって、宅配業を立派な事業として展開し定着させた。今だに勝ち組の、
クロネコヤマトさん。
素晴らしい。
いま、こういった、次世代に向けての新規事業の芽、
この国で育っていることを期待します。
国も、しっかり森を見て下さいね。