警視庁の内部資料

尖閣の漁船ビデオ流出の陰に隠れそうな、
警視庁の内部資料流出問題。
私は、こっちの方がより危険性が高いと思います。
警察に、情報を提供した一般人の、名前住所とか出てしまったら
協力した人大変。
海外から、日本にもたらされた機密情報や、捜査中の内容だって、流出の可能性ある訳ですからね。
忘れないように、記事リンクと引用しておきます。

http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201011050001.html
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201011050001.html

ファイル名に「警官流出」=警察組織に悪意か―ウィニーにテロ捜査資料・警視庁

2010年11月5日3時6分


 警視庁の内部資料とみられる国際テロの捜査情報が流出した問題で、ファイル交換ソフトウィニー」のネットワーク上に公開された資料ファイルに、現職幹部の名前のほか、「警官が流出したファイル」とのタイトルも付けられていたことが4日、分かった。アイドル写真集を示すタイトルもあったという。

 内部流出を知らせる目的を明確に示し、警察組織への悪意もあるとみられ、警視庁は何者かが故意に流出させた疑いがあるとみて、資料の保管状況や流出経緯を調べている。

 セキュリティー会社「ネットエージェント」の杉浦隆幸社長によると、ウィニーのネットワーク上には五つの圧縮ファイルが存在した。

 ファイル名は「警官が流出したファイル」や平仮名書きされた現職公安部幹部の名字のほか、暴露ウイルス感染に偽装した「仁義なき『(ウイルス名の一部)』殺人」や「PSP裏マニュアル」「写真集等2010セクシーアイドルヌード」の名称もあった。

 五つのファイルは、同一人物が先月28日夕以降、ルクセンブルクにあるレンタルサーバーを経由し公開。いずれも中身は同じPDFやHTML形式のテロ関連資料114件で、ウイルス感染はなかった。

時事通信社]  

http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY201011060406.html
http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY201011060406.html

テロ情報、作成途中の文書も流出 経路解明の手がかりか(1/2ページ)

2010年11月7日3時1分



 警視庁などの内部資料とみられる国際テロ関連の情報がインターネット上に流出した問題で、誤字・脱字があるなど内容が不完全で、作成途中とみられる文書が含まれていることがわかった。パソコンに文書作成の経過を示す記録が残ることから、警視庁は漏洩(ろうえい)の時期や経路を解明する手がかりになる可能性があるとみて分析。内部から流出した疑いも視野に調べている。

 流出した文書は114件あり、多くは警視庁公安部外事3課で2004年から今年にかけて作成されたとみられる。この中には、誤字・脱字や英語のスペルの間違いがある、完成版ではないとみられる文書が含まれていた。

 例えば、国内のイスラム教徒の個人情報などが書かれた英文の文書に1カ所「参考」と漢字表記があったり、「Families」を「Familys」と書いたりといった誤り。「爆発物の原材料を(中略)店舗において入手する」とすべきところを「店舗に置いて」としたり、「会社」の「社」が脱落したりといった誤記もある。

 関係者によると、文書は、幹部や直接の担当者だけがアクセスできるフォルダーに保存することになっている。文書を作成する過程で修正や更新をするたびにフォルダーに保存され、その都度、作成者や時期などがパソコンに記録されるという。

 文書の作成や保存には通常、専用サーバーに接続された公用パソコンが使われる。しかし、関係者によると、外事3課には、それとは別に、庁内のネットワークにつながっていない独立したパソコンが複数あることがわかった。情報管理部門の管理から外れたものという。

2ページ目です。

 通常の公用パソコンは使う際に個人のパスワードなどを入力する必要があるが、独立したパソコンでは不要という。また、通常のパソコンでは、USBなどの外部記憶媒体にデータを移すと暗号がかかったり、私物の記憶媒体をつなげると管理部署に通報されたりする仕組みだが、独立したパソコンの場合、記憶媒体にデータを移しても暗号がかからず、私物媒体の使用も技術的には可能という。

 このため、警視庁は、独立したパソコンから文書が電子データなどで持ち出された可能性もあるとみている。

http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201011080111.html
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201011080111.html

拡散状況、7回確認か=ウィニー公開翌日に検索−テロ捜査資料流出で専門家

2010年11月8日20時6分



 警視庁の内部資料とみられる国際テロの捜査情報がファイル交換ソフトウィニー」上に流出した問題で、資料ファイルが公開された翌日の先月29日午後、何者かがウィニー上でファイル名を検索していたことが8日、東京都内のセキュリティー会社への取材で分かった。

 警視庁が外部機関の通報で把握したのは先月29日夜で、同社担当者は「ファイルを公開した人物が拡散状況を確認するため、検索していた可能性が高い」と指摘している。

 同庁も意図的流出を裏付ける行為の疑いがあるとみて調べている。

 同社によると、何者かが先月29日午後2時37分から同4時22分の間、7回にわたり、ファイル名の一部になっていた現職の同庁公安部幹部の名字などをウィニーの検索画面に入力していた。

 ファイルには、公安部外事3課などが作成したとみられるテロ関連の捜査資料114件が入っており、検索結果の画面に不特定多数の第三者によるダウンロード状況がデータ量で表示されていたという。

 この時点では、警視庁も情報流出を把握しておらず、ウィニーに公開した人物が流出状況をチェックしていたとみられる。 

時事通信社

報道機関も、連日尖閣で、コッチ見かけないですね。
流失させた方、自首するような気がしていました。
この問題、どっちも、流出した個人より、そのデータ管理の甘さの方が大問題な気がします。
報道関係、弱い個人の攻撃に走りやすいですが、組織の問題をキチンと報道する姿勢持って欲しいです。