『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳別れの手紙』

一昨々日(11日)のPM9時〜一昨日(12日)のAM2時前まで、CATVで見てました。(12日客先であくびしてました。^_^;)
チェ 28歳の革命」「チェ 39歳別れの手紙」

チェ 28歳の革命 [DVD]

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チェ 39歳 別れの手紙 [DVD]

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ゲバラさんのキューバ革命前後を映画化しています。
封切ったときから見たいと思っていました。
ゲバラ日記」
ゲバラ日記 (角川文庫)

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見かけないけど、部屋のどこかにあるはずです。



映画の結末はわかっていたのですが、最初からゲバラさんに肩入れして見ていました。
たぶんこの映画見た人、ほとんどゲバラさんに肩入れしたのではないでしょうか。
ゲバラさん、キューバ革命に成功して、政府要職にありながら、
キューバを離れ、再び革命に乗りだし、ボリビアアメリカの援助を受けた政府軍に捕まって殺害されています。
この映画、事実に沿って撮影されているようなので、
生きたまま拘束されて、そのまま裁判とかなしで、殺害されたようです。
革命は、成功すれば、権力者だけど、失敗すればただのテロリスト。
あれ?
この感覚、最近あったよな。
思い出しました。
そう、ビンラディンさんの事書いた時の感覚です。*1
2011-05-03 目には目を - なんやかんや
革命前の、キューバアメリカ資本が入っていて、軍事政権。
アメリカって、民主的な政権を応援すると言うより、
本当は、そこの国の国民の生活がどうであれ、アメリカにとって都合の良い政権を支援している。
そんな気がしています。
そして、それは今も変わらないのではないか?
最近チュニジアで革命がありました。
これも、ツイッターとかで、情報がサッサと世界に流れていました。
どうも、現政権は、国民にとって良い政権ではないのではないか?
革命を先導した人もいたのでしょうが、TVで見た感じは、国民の意思が現政権を否定しているように見えました。
そういう情報が早かったので、アメリカも手出しできなかったのかもしれません。
もしアメリカにとって不都合な政権ができるのであれば、それでも介入があったのかもしれません。


ゲバラさんは革命に成功したから、世界の有名人になって、キューバの現実伝える事できました。
失敗していたら、カストロさんと共にテロリストで、キューバの人たちはアメリカに支援された軍事政権の元で不自由に暮らしていたのでしょね。
ビンラディンさん、との違い、今気が付きました。
本当は、アメリカで革命を起こしたかったのかもしれませんが。
実際の行為は、革命を目指していたのではない。
アメリカへの、報復が主目的になってしまいました。
勿論、ここから継続的なテロ行為が起こる事。
期待していたでしょうね。
いまさら仕方がない事ですが、ビンラディンさんに、アメリカに対して、何であのような行為をするほど憎しみを抱いたのか。
裁判で証言して欲しかったです。
アメリカは、強大な権力を持ち続けていて、自分の足元が巨大すぎて見えていない。
象が歩くために、小さなアリがいても、それを避けることなく、踏み続けている気がします。
キューバ革命の頃も、今も。


これを、書くに当たって、キューバの事少し調べました。
是非お薦めしたいHP発見したのでリンクします。
チェ・ゲバラの生涯
http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/guevara.html
この方、ゲバラのお墓を見るために、実際キューバに行ってます。
そのドキュメンタリー部分が面白い。
引用しませんが、お金の節約の仕方が危険です。
たまたま良い方たちに出会ったのか?
キューバの方たちが結構良い人が多いのか?
私は後者を信じたい。
彼が訪問したのは、2000年12月4日なのですが、
ここだけは引用したい。

一方、カストロ肖像画はどこにもなかった。これはぜひ特筆しておきたい。
米政府はカストロを悪魔のように宣伝しているけど、街のどこを探しても、彼を賛美するポスターも銅像もなかった。国民に個人崇拝をこれっぽっちも求めていないのだ!社会主義国から連想する、笑ってしまうほど巨大な国家元首のモニュメントは、キューバでは見当たらなかった。

一方って、ゲバラのお墓はすごいってことです。
リンク先写真も出ています。
カストロさん自分の事なんか全然なんですね。
もう少し引用すると、

米国による長年の経済封鎖でキューバ経済は何度も破綻寸前に追い込まれた。それでも医療費は無料だし、自給率100%で餓死する者がいず、人種差別もなく国内に悲壮感がない。カストロの生き様は筋が通ってる。社会主義政権の中で私利私欲に走らなかった希少な例。CIAは“独裁者”カストロの個人資産を調査したが、あまりに少なくて驚いたという。

●主な国家元首の年収(日刊ゲンダイ07/11/2)
シンガポール・リー首相…2億4600万円
アメリカ・ブッシュ大統領…4500万円
日本・福田首相…4000万円
英国・ブラウン首相…4000万円
ドイツ・メルケル首相…3800万円
韓国・盧武鉉(前)大統領…2400万円
フランス・サルコジ大統領…1680万円
ロシア・プーチン大統領…850万円
タイ・スラユット首相…480万円
中国・胡錦濤国家主席…53万円
キューバカストロ国家評議会議長…4万円(!)

出典が日刊現代なら本当なんでしょうね。
確かに、ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ

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見ても、キューバ豊かではないけれど、みんな楽しそうだったし。
龍さんもキューバはまってますね。
カストロさんが生きているうちに一度キューバ行ってみたいです。
これは、実行するなら早いほうがよさそうですね。
誰かご一緒しませんか?
1人で行くと、無茶しそうで自分が恐い。
あと、言葉が全くだめです。^_^;


ついでに調べました。
成田直行無いようですが、(探し方が悪いかもしれません)
トロントメキシコシティ経由でハバナ行きあります。
アメリカからはさすがに無いみたい(これも探し方悪いかもしれません)
137,800円〜237,800円とかで、5日間とかありました。
そんなに行くの難しくないみたいです。


もっと調べたら、日本人はビザなしで入国できるそうです。

*1:ビンラディンさんは、いきなり射殺されたのか、拘束後殺害されたのか?事実はどうなんでしょう?