地域政党

今日は、朝日・朝刊に18日・19日と連載された

2011 地方選

と言う特集に触発されて書いています。


国政が、ねじれ現象でうまく動いていない。
みなさん感じているのではないでしょうか?
今日の朝日・朝刊1面左上、

B型肝炎救済へ所得増税
政権検討、期間限定で

の見出しあります。
asahi.comから引用します。
http://www.asahi.com/politics/update/0121/TKY201101210550.html?ref=any
http://www.asahi.com/politics/update/0121/TKY201101210550.html?ref=any

B型肝炎救済へ所得増税案 数年に限定、3兆円規模
2011年1月22日3時6分


菅政権は21日、B型肝炎集団訴訟で札幌地裁の和解案を受け入れるのに伴い、患者らの救済に必要な3兆円規模の財源について、所得税増税してまかなう方向で調整に入った。数年程度に限定して増税する案が有力だ。近く、自民党など野党と具体的な協議に入る。

 対象の患者は3万3千人、感染しているが症状が出ていない人は40万人おり、政府の試算では、和解案に沿って救済する場合、30年間で最大3兆2千億円が必要になる。歳出削減で捻出するには財源の規模が大きいため、増税で国民に広く負担を求めたい考えだ。社会保障分野に使われている消費税の活用は見送る。

 具体的な増税の仕組みや導入時期はこれから詰めるが、5〜40%の6段階ある所得税率を一律1%上げると、年1兆円程度の増税になる。この場合、3年程度で必要な財源を確保できる。ただ、税率引き上げは高所得者の負担額が多くなるため、所得にかかわらず、国民に等しく一定額の拠出を求める案も検討する。このほか、社会保険料の増額と組み合わせる選択肢もある。増収分で救済のための基金を創設し、申請に応じて和解金などを支払う。

 参議院過半数を野党が占める「ねじれ国会」でも患者らを救済する法案を成立させるため、菅政権は自民党公明党などとプロジェクトチームを立ち上げ、与野党で救済の具体案をまとめる意向。原告以外の患者も幅広く救済する「特別措置法」を与野党合意で制定したい考えだ。

 各地の原告は、22日に和解の受け入れについて意見集約する。B型肝炎の患者らに対する救済措置とはいえ、増税という形をとることに与野党内から反発が出ることも予想される。

当時はこうなること予想できなかった、でもこれは自民党政権時の失策です。
増税は反発ありそうですが、救済措置は必要かと思います。
ねじれ国会、民主だけでは、可決できない。
こんな、必要性出てきます。

菅政権は自民党公明党などとプロジェクトチームを立ち上げ、与野党で救済の具体案をまとめる意向。

他の分野も含めて、これからは、この時代の難局政党を超えた英知を集めて、この国の運営を上手にしてほしいものです。
これからは、政党を超えて運営していく政治。
これを実現していく必要がありそうです。
政権の椅子を目標に国会を空転させていたのでは、任期満了にせよ、解散にせよ、次期総選挙で、国民の政治に対する諦め気分が高くなります。
私は、今の状態だと、民主がだめだといって、自民に投票する気持ちにもならない方が多そうな気がします。
第3局、今だと「みんなの党」になるのですが、そこへの投票増えそうです。


気になっているのが、地域政党
特に今話題なのは、河村さんの名古屋市。橋下さんの大阪府ですね。
お二方とも、もともと全国区の有名人。
中央のねじれで、うまく動かない政治と違って、
お二人の思うような運営をしようとしています。
河村さんは「減税日本」橋下さんは「大阪維新の会」という地方政党立ち上げました。
今話題は、選挙が近々ある名古屋ですね。
河村さんご自身の市長選挙と、住民投票で言うことを聞かない市議会を解散して、市議会議員選挙、さらに、元自民の議員さんを連れてきて、愛知県知事選挙に立候補させての、トリプル選挙目指しています。


中央と違って躍動感ありますよね。
河村さんの政策も「減税」。
国債も増えていますが、国と地方は違います。
大丈夫なの?
そんな気持ちにもなりますが、有権者の支持は受けやすい政策です。
増税の前に、きちんと無駄をなくしてよ」
これは私も思います。
この流れが、衆院選挙で、第3局として反映されると、民主・自民に変わる新しい政権が誕生する可能性もある。
そんな勢いも感じます。
ただ、やっぱり気になるのが、自分の思うような政策実現のために、対話ではなく言うことを聞かない勢力を自分の言うことを聞く勢力に、それも議会の解散といったような、かなり強引な手法でやろうとしていること。
確かに政治は、パワーゲーム。
でも、それでいいのだろうか?
危険性も感じています。
時代の閉塞感一気に打開したい気分あります。
他にも指摘している方もいるようですが、
ナチス
思い出します。
そのような先例をしっかりみんな学習していますので、心配しつつも、大丈夫。
暴走しないように、歯止めも利くさ。
そもそも、暴走はしない。
そう思いたいですね。
そういった時代の危険性も感じつつ、この地方からの変革の流れ、しっかり見ていきたいと思います。