他人の顔

あなたが、自分の事をこういう人間だと思っていたとします。
でも実際はそういうあなたは存在していません。
ではどんなあなたが存在しているのでしょうか?
Aさんが思っているあなたや、
Bさんが思っているあなた、
つまり他の人が思っている、あなたが存在しているのです。


というよう内容が

他人の顔 (新潮文庫)

他人の顔 (新潮文庫)

アレレ画像無しですね。


に書かれていると私はよく話していました。
実際に興味をもって「他人の顔」
読んだ人に言われました。
「読んだけど、何処にもそんな事書いてないよ」と
私も実際「他人の顔」読んだのですが、
勘違いしているみたいですね。
いかにも安部公房が書きそうなテーマだし、
「他人の顔」ってタイトルもピッタリじゃないですか。


自分の思っていたあなたは、あなたの死と共にこの世からいなくなっても、
他人から見たあなたは、
その人のなかで「あいつは○○なやつだった」として生き続けるわけです。
自分の思っている自分と、
人から思われている自分を一致させるには、
自分なりの努力が必要なことになりますね。


ただ良く性格検査などで、
5、他人がどう思っているか気になることが、
  イ、良くある ロ、時々ある ハ、全くない
みたいなの見ますよね、
こういうとき他人がどう思っているか気にしすぎるの良くないみたいですね。