今月発売された綿矢さんの文藝賞受賞作
- 作者: 綿矢りさ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/10/05
- メディア: 文庫
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今日の朝日新聞夕刊に出てました。
この会社は「サラダ記念日」の版元でもあります。
大手ではありませんが、良い本出しています。
三田さんは受賞していませんが、河出の文藝賞も、
話題作最近多いですね。
以前は田中知事も「なんとなくクリスタル」
で作家デビューのきっかけつかんでます。
第一回の受賞作は、
高橋和巳「悲の器」
でした。
三田さん初期は全共闘時代のことをテーマに、
書いたものが多かったのですが、
時代物も含めて多方面に渡って、執筆されています。
宗教や科学についてわかり易く書いた、
三田さんの本気に入っています。
「青春のアーガマ」
という本で、エントロピーの法則良くわかりましたし。
維摩と文殊の話など印象に残っています。
簡単に言うと、
「真実はとても言葉で表すことは出来ない、
だから維摩は真実を伝えるため沈黙してしまう。
真実はその通りであるのだが、
黙っていたのでは、誰にも理解できない、
で文殊がその辺の所を説明するわけです。」
三田さんは文殊を目標にされているみたいです。
現在早稲田文学部客員教授に復帰されています。
過去に教わった方いらっしゃるんでしょうね。
この講義を元に本も出版されています。
こんな感じの本も書いているわけです。
全部わかりやすかったです。
- 作者: 三田誠広
- 出版社/メーカー: ネスコ
- 発売日: 1997/09
- メディア: 単行本
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エヴァンゲリオンの
シトが使途から来てる言葉で、
聖書に登場してくる中から名前付けられてたり、
死海文書とか、奥が深いこと知りました。
残念ながら三田さんは、赤頭巾の薫君より年上になります。
1669年で18の設定になりますので、
村上龍さんが1952年この年17なので年は近くなります。
年齢調べていてすごいことに気付いてしまいました。
三田誠広さん1948年6月
村上春樹さん1949年1月
桐山 襲さん1949年7月
なのですが、三田さん高校4年行ってまして、
村上春樹さん1浪みたいです。
桐山さん現役みたいなので、
3人とも早稲田文学部の同級生ってことになるかもしれません。
(三田だけど慶応じゃなかったりして)
桐山さんは哲学科ですが、
三田さんと村上さんは同じ演劇科みたいです。
学生の頃から皆さん知り合いだったのでしょうかね?
早稲田も人数多いからそうもいかないのかな?