再生

昔「連合」という労働組合が、
野党連合で選挙に候補者を出して、
今までは自民党しか当選できなかった選挙区で、
当選者を次々と出したことがありました。


今回神奈川県の参議院選挙で朝日新聞にこんな記事ありました。
要約すると
「今回参議院補欠選挙に出ている候補者の横に座る、
神奈川民主党の前回の衆議院選挙で落ちた二人が、
労働組合系の出身なので、
写真に撮られてもその候補者に、
労働組合のイメージが付かないよう、
近くに座らないよう本部から指示があった」
というようなものです。


労働組合も「抵抗勢力」のイメージなんでしょうね。
民主党の大きな支持母体ですが、邪魔な存在になりつつあるようです。
実際にリストラされたお父さんたちのいた会社にも、
組合あったでしょうが、
会社存続の危機というときに、
お父さんを組合も守りきれるものでは無いでしょう。
結局組合が強いのも、
景気が良くて、会社も調子が良いときなのかも知れません。
組合の幹部は出世コースという会社もあるようです。


弱いものは切り捨てていく時代なのでしょうね、
こう書いているときのイメージは、
個人が目に浮かびますね。
でも、同じ弱いものでも、
競争力も落ちて、いつ倒産するかわからない、
そういう会社を国民の税金を使って存続させることに意味があるのか?
みたいに言われると、
これは切り捨てる(出来れば再生という言葉の方が良いですね)
べきだと思ってしまいます。
そう考えてみると
産業再生機構
うまいネーミングですね。


私自身は、労働組合に1度も加入したことは無いのですが、
(いた会社に労働組合がありませんでした)
心情的には労働者のみかた、という感じで、
親近感ありました。
労働組合抵抗勢力
そう思うと、考えてしまいますね。
弱いものを守りつつ再生していく、
これが今の課題になっているのでしょう。


そうはいっても弱いものでも、
たとえば個人のように規模の小さいものは、
やっぱり切り捨てられるのでしょう。
たとえ弱くても、
ダイエーカネボウみたいに規模が大きくなると、
再生になるのかもしれません。


弱くて国自体は大変なのに、
武器を持って、「馬鹿やろう、助けてくれないと何するかわからないぞ」
とごねている北朝鮮も再生方法を今探っていますね。