インストール

先週は風邪ひいてました。
今もまだ咳が出ます。
まだ健康体とはいえませんね。
でも仕事は休みませんでした。
熱はあったかもしれませんが、
体温計は使いませんでした。
熱があると元気無くなると言うか、
降参って気分になるじゃないですか、
だから、あえて体温計使いません。
どの程度の風邪かというと、
声は完全にやられてしまいました。
電話で話していて、相手の人が、
「今電波の状態が悪いところにいるみたいだから、あとでかけ直す」
と言われるくらい、やられてました。


今日は天気が良いので、
冬に向かってコタツを出すことにしました。
私の部屋は、6畳1Kのロフト付きのフローリングのアパートですが、
フローリングにコタツの敷布団2枚引いて冬を過ごします。
部屋の暖房はありますが、
乾燥した暖かい空気が苦手な上に、換気するのも面倒なので、
頭寒足熱のコタツになじんでいます。
家具調コタツを入れているので、
夏もテーブルとして使っています。
机も椅子もないので、私のメインの家具が家具調コタツになります。
そんなわけで朝から部屋の掃除してました。


本当は別の本を読みたかったのですが、
他の用事もあったりで、
一気に読めそうな、

インストール (河出文庫)

インストール (河出文庫)

読んでました。
芥川賞受賞作は、文藝春秋で読んだので、
もう1人の受賞者の
金原ひとみ」さんの作品のパワーに比べると、
おとなしい感じがしてしまいました。
金原さん次の作品も
アッシュベイビー

アッシュベイビー

パワー維持してますね。
この本は私が普段勉強している地区センターに、
図書館もあって、
そこにあったので、
学習室に持ち込んで、
勉強しないで一気に読みました。
発売から3ヶ月たってなかったように思います。
最新作は未読です。
金原さんには
眼球譚(初稿) (河出文庫)

眼球譚(初稿) (河出文庫)

に出会うきっかけを与えてもらいました。
若いのにすごい本読んでますね。
金原さんの世界は、
3作目読んでいませんが、
日常とは違う世界を指向されていますね。


私は綿矢りさ、さんの「インストール」パワー感じました。
デビュー作というのは、
やはりそういったパワーを持っているものなのでしょうね。
金原さんの芥川賞受賞作は1作目でしたので、
パワーの差が出たのかもしれません。
蹴りたい背中」は落ち着いた感じありました。
この文庫には以前にも書いたように、
綿谷さんの3作目、
つまり芥川賞受賞第1作目が収められていて、お徳です。
文庫書下ろしのため、
他の媒体では読めません。
「You can keep it」
という短編で、3人称で書かれています。


綿矢さんは、一般的ではない、普通の感覚とはどこか違う、
チョットはみ出している。
で、そんな感覚理解できそう。
ひょっとして身近にいそう。
みたいな人間を書いていきたいのかな?
って3作読んで感じました。