派遣問題について。

法律が改正になるまで、専門性の高い26業務の派遣期間は最長3年まで可能。
でその26業務ですが、
(1)ソフトウエア開発
(2)機械設計
(3)放送機器等操作
(4)放送番組等演出
(5)事務用機器操作
(6)通訳、翻訳、速記
(7)秘書
(8)ファイリング
(9)調査
(10)財務処理
(11)取引文書作成
(12)デモンストレーション
(13)添乗
(14)建築物清掃
(15)建築設備運転、点検、整備  
(16)案内・受付、駐車場の管理等
(17)研究開発  
(18)事業の実施体制の規格、立案
(19)書籍等の作成・編集
(20)広告デザイン
(21)インテリアコーディネーター
(22)アナウンサー
(23)OAインストラクション
(24)テレマーケティングの営業
(25)セールスエンジニアの営業
(26)放送番組等における大道具・小道具

平成16年3月1日から改正になって、
上記26種に関しては、
派遣期間は無制限とする。(法第40条の2)
てことになりました。
派遣から正社員への道っていうのもあると思のですが、
企業側としては派遣のまま使い続けることが可能になりますね。
期間が定められていると、その期間を超えて仕事をしてもらうとなると、
社員にしなくてはならない。
そのために、派遣期間が切れると雇用されなくなってしまう。
そういったことを防ぐために無制限にした。
そういう論理も成り立ちます。
でも無制限で働くとなると、その職に付きたい別の労働者の雇用機会を奪うことにもなりますね。
仕事のできる派遣さんを社員にしないで仕事させられることは、
企業にとっては大きなプラスですね。
勿論社員より高い収入を得ている本当にできる派遣の方もいらしゃるでしょうが、
そうゆう方はほんの一握りでしょう。
安いお金で無制限に派遣でいかされてたのではたまったものではないですね。
しかも会社でかなり必要とされる仕事をしていても社員になれない。
先日書いた
2007-01-06 ホワイトカラー・イグゼンプション
も対象者が残業代出ないから、と働くのをやめて仕事量を減らせば、
新しい人材が雇用される機会に結びつくでしょうが、
ほとんどの場合、そんなことはできずに残業してしまうのではないでしょうか?
派遣問題も労働者に有利な感じもしますが、そうでもないのが現状なのではないでしょうか?
労働者派遣法ココ↓詳しかったです。興味をもたれた方はどうぞ。
http://web.thn.jp/roukann/roudouhoukaisetu.html