年越し派遣村

31日に書いたことと関連するので引用します。

雇用を守るための報道が、

経営者に、

「あんたのところは雇用調整しなくて良いの」

っていう疑問を投げかけ、

労働者には、

「不景気なんだからリストラされても仕方ない」

っていう意識を植え付けているような気がします。

そして、部屋がなくなった人たちの映像を流す。

経営者はりストラをしないまでも、給料の下げを要求しやすくなりますね。

労働者も、自分や家族が路頭に迷うくらいならと、賃下げ要求を受けやすくなると思います。

この国は、自分の能力を高く売ることに失敗すると、経営者が圧倒的に強いシステムが出来ているのかもしれません。

高く売った能力も、その高値を維持していくことも大変だと思います。

自分の価値を客観的に評価して、価値を高めていく必要ありますね。

これを書いた時以上に今、雇用も部屋も失った方たちの映像流れていますね。
厚生省の近くで炊き出しとか宿泊を出来るようにした、主催者のアイデアは素晴らしいです。
厚生省結局省内に泊まる場所のない方受け入れていました。
派遣切りもその後にある社員のリストラもひどいと思います。
で、昨日、TV東京の「カンブリア宮殿」にカルロス・ゴーンさん出ていました。
派遣切りや、リストラ肯定していました。
それを見て「ふざけんじゃないよ」って思いませんでした。
なぜか納得してしまいました。
「社員は家族」という発想で社員に優しい企業にいられる人は幸せですね。
これを書きながら、結論が導けずにいます。
年越し派遣村にいた方たちを見て、
明日はわが身って思った方いますね。
自分には関係ないって思った方もいますね。
何とかならないの、って怒りや・同情した方もいますね。
経営者の方で、社員や派遣の解雇止まった方も、それでも解雇に踏み切ろうとしている方もいる事でしょう。
でもできる事は限られています。
報道する側も、報道しなければならないとう思いは伝わりましたが、
事実を伝えてじゃあどうする?
ってなった時の答えはキチント出せていなかったように感じました。


私がここまで書いて思いついたことが1つだけあります。
選挙対策でバラマキに使おうとしているお金、
住民票が無くて選挙の一票にはならないかもしれませんが、
仕事や、住む所のない方たちのために使ってください!


で、この後に書くのチョットためらわれるのですが、
年末エアコンの下で越冬していたかまきり。
今日帰宅して暗い中で気になって探したら、
同じような場所で、枯葉の中でチョットだけ干からびて昇天していました。
エアコンの下のコンクリートの上では土に帰ることが出来ないので、
土の中に埋めるのでは自然じゃないので、土の上に置きました。
自分の命を寒さの中で全うした事と存知ます。
命の重さ感じますね。