外圧

2007-02-07 ブッシュさんの道連れ。
http://d.hatena.ne.jp/supiritasu/20070207
の続報です。
昨日の朝日・朝刊、政治総合面(私の手元にある新聞では4面)中左に以下の見出しありました。

麻生外相の発言米は問題視せず

短いので全文載せますね。

国務省が7日、麻生外相が米国のイラク占領政策を「非常に幼稚」と指摘した発言に関連し、「麻生外相はイラクについて、米国と緊密に協議し、協力を続けると約束している」とのコメントを出した。麻生氏の発言自体は直接論評せず、問題視しない姿勢を示した。コメントでは「日本をテロとの戦いにおける強力で緊密なパートナーと考えている。米国は日本のイラクでの支援に非常に感謝している」としている。

こんれを読んで私が感じた疑問を書いておきます。
1、国務省は、麻生さんの発言に対して、わざわざ記者会見したのでしょうか?
2、それとも日本の記者が、麻生さんの発言について聞いたのか?
(この場合国務省の人が事前に麻生発言について認知していた。ということです)
3、日本の記者が、麻生さんの発言を国務省の人に「こんなこと言ってますがどう思いますか」と質問したのか?
(この場合麻生発言認知していないことになります)
この記事見てると1、2、3、どれかわかりませんね。
1、だとすごく意識してます。
3、だと本当にナァ〜んにも気にしていなくて、かえって日本の記者さんたちが「何か言わせないと」って意気込んでいた感じですね。
実際の所は2、ではないかと私は想像しています。


もう1つ、主語、国務省になってますね。
国務省は発言しませんね。
国務省の誰が発言したのでしょうか?
日本の官庁だったら、「防衛省の高官が」とか書くはずですね。
こういったことが、この記事全体をはっきりしないものにしています。


今回の麻生発言、私上記「2007-02-07 ブッシュさんの道連れ」の中で容認しています。
ですので、国務省の会見の記事見て当然と思いました。
ただ、麻生発言に反感を持った方は、アメリカ(国務省)にガツンと言って欲しかったと思います。
私の考えは今回の場合、アメリカになんと言われようと、イラク侵攻はイカンと思っているので、
たとえ非難出ても麻生発言擁護していたと思います。
海外になんと言われようと、日本は正しい道を行けば良い。
そんな気持ちになります。
ただ、私と反対の意見を誰かが言って、
私に都合の良い発言が海外からあると、
「そうそう、海外の言うことごもっとも、日本もそうするべきだ」
そんなこと思っています。
私もメチャメチャご都合主義でした。


本当は日本がバランス感覚しっかり持っていて、
「日本のやること、間違いなし、みんな日本を見習いましょう」
そう海外から思われていたら最高ですね。
よく考えたら、
「日本は正しい、海外がなんと言おうと王道を歩んでいきます」
これ危険思想ですね。
絶対正しいはありえないですね。
ですので、外圧に頼るのは良くありませんが、
海外の言うことに耳を貸すこと大切ですね。
日本も絶対ではないです。
アメリカだって絶対でないんですけどね。


ですから自分の発言に責任は持たなくてはいけませんが、
私の言っている事が絶対だとは私自身思っていません。
だだ書いている時点で、
こういう見方をしている人もいる。
それを知って欲しい。
そんな気持ちですね。
正しいか、間違っているか。*1
どっちの反応も受け止めなくてはいけませんね。


話し戻して、
私たちは、自分の都合の良いように外圧利用してませんか?
例えば、こんな人いますね。
自分が気に入らないのに、
「俺はいいんだけど、○○が見たら良く思わないぞ」
これ本当は自分が注意したいんだけど、表に立ちたくないから○○を間に立てていますね。
すごく卑怯だと思います。
で実際○○が見たとき、何とも思ってなかったりしますね。
子供を注意する時も、
「ほら、そんなことしてると、あっちのおじさんが見て笑ってるぞ」
こんな感じです。
自分が絶対表に立たないやり方ですね。
ココまで露骨ではないですが、
日本の中の外圧利用そんな一面感じます。
麻生発言が気にいらないなら、アメリカがどう思うではなくて、
イラクの件はアメリカに協力するんだから、外務大臣である麻生君がそのような発言をしては困る」
そう言えば良いのです。
矢面に立たないと人は説得できないと思います。
「輪を持って尊しとなす。」
その通り。
ですが、意見の対立を経て理解しあうこと、そして、その後に来る、
「和を持って尊しとなす」
本当の和ですね。
「雨降って地固まる」
そんな言葉もありました。


国務省の誰だかわからない人すごい発言してますね。

日本をテロとの戦いにおける強力で緊密なパートナーと考えている。

そんなこと考えてくれなくても良いですね。
日本を戦いのパートナーって認められたら、私は困ります。
日本はイラク住民、さらに広げて人類の、「平和」と「安全」も1つおまけに「幸福」を追求して欲しいです。
そのためにアメリカと別の道を歩むことも必要でしょう。
「万人の幸福ありえない!」
私そう思っています。
でも万人の幸福考えたいですね。

*1:この表現よくありませんでした。正しくは賛成か反対かですね。善悪の判断ではなかったです。