クラスター爆弾

昨日書いた内容以外に、2月24日朝刊にもう1つ気になる記事ありました。
1面左上

クライスター爆弾禁止へ条約
オスロ宣言日本不参加 来年の締結目標。


不発弾深刻 自衛隊保有


米中ロ参加不可欠

の見出しあります。
クラスター爆弾とは?
解説一部引用します。

数の子爆弾を容器に詰めた形で、不発率が数%〜数十%あるとされ、戦闘後も多くの死傷者が出ている。

会議の内容は、

国連などが非人道的だと批判しているクラスター爆弾をめぐり、ノルウェーが呼びかけた国際会議は23日、08年末までに使用、製造、移動、備蓄を禁止する条約の締結を目指す「オスロ宣言」を採択し閉幕した。カナダなどの中堅国家が主導して97年の対人地雷禁止条約に至ったオタワ・プロセスと同様、意欲のある国々が国連外で軍縮を進める枠組み。今後条文の整備などを急ぐ。

大国の動向ですが、

地雷を大量保有している米国、中国、ロシアはいまもオタワ条約を批准していない。
クラスター爆弾をめぐる今回の会議にも、3ヵ国は代表を送らなかった。

で、日本は、こういう時、率先して条約締結に向けて運動する平和国家だよね。
私はそう思ってました。
実際。

会議には最終日にコロンビアが加わり、49ヵ国と国連機関、NGO(非政府組織)が参加した。このうち日本とポーランドルーマニアの3ヵ国だけが宣言に加わらない意向を表明した。

エェ〜そうなんです。日本宣言に加わらなかったんです。
日本代表の談話です。

日本代表の平野隆一外務省通常兵器室長は「議論の進め方、方向性について立場を決める状況に無い。今回は主に人道的な観点だったが、安全保障上の問題について議論することも必要だ」

「人道上の問題だけでは宣言に加われない」
ってことでしょうか?
人道上の問題って充分な要因だと私は思いますが。


さらにこんな記載もあります。

クラスター爆弾の一律的な禁止には消極的な英国、フランス、日本などは「禁止するクラスター爆弾の種類の精査が必要」と主張。そのため宣言では対象を「民間人に受け入れがたい苦痛を与えるクラスター爆弾」とし、禁止の対象については今後の検討に委ねている。

イヤァ〜、日本て、英仏と並んで一律禁止に消極的なんですね。
ン〜すっかり軍事大国の仲間入りです。
「民間人に受け入れがたい苦痛を与えるクラスター爆弾
の意味が不明です。
「軍人相手にクラスター爆弾を使うのはOK」って言いたいのでしょうが、
軍人相手に使っても、戦後、不発弾残るの確実です。
そうなると結局民間人に苦痛を与えると思うのですが?
この程度だと、「受け入れがたい苦痛」とは言えないってこと?


この記事見て、日本って平和とか、非軍事とかイメージあるのは国内向けで、
国際的には、現状でもかなりタカ派なのかもしれない。
そんなこと考えてしまいました。
それとも私のイメージって世間の常識から逸脱しているのかな?