エントリ試験

18日にIPAからエントリ試験に対するアンケート来ていました。
せっかくなのでエントリ試験について紹介しておきます。

職業人として情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を問い、情報工学系のみならず他の理工系や文系履修者も含めて、職業人として1年生が共通に備えておくべき基本的な知識を測る。
合格者は、キャリアフレームワークのレベル1相当とする。
在学中からの受験を促進し、就職活動におけるパスポート機能も果たすものとする。
試験のサブタイトルを「ITパスポート試験(仮称)」とする。
現行初級システムアドミニストレータ試験を発展的に解消する。CBT(Computer Based Testing)方式により実施する。
現行の合否制に代えて点数制を導入することを検討する。

出題範囲です。

1、現行の初級システムアドミニストレータ試験の午前試験に加えてシステム的・論理的思考力や実務の把握力および問題発見・解決力などを問う試験(ただし程度は基礎的レベル)


2、現行の初級システムアドミニストレータ試験の午前試験に加えて「コンピュータ科学基礎」のようなITの基礎的分野を取り込む。ただし程度は基礎的なレベルに設定します。

現行のシスアドに、
「システム的・論理的思考力や実務の把握力および問題発見・解決力などを問う試験+ITの基礎的分野」
この項目が追加されるわけですね。
どんな問題か興味ありますね。

CBT形式:コンピュータを使ったテスト方式です。民間事業者のテストサイトに設置されたコンピュータで受験するタイプを想定しています。


出題形式:多肢選択式のみを想定しています。(現行の初級システムアドミニストレータ試験および基本情報技術者試験と同じ)


実施日:頻繁に実施する予定です。試験開始時間は、原則として受験者が選択可能なものとします。


実施場所:全国都道府県で実施します。受験会場は、原則として、受験者が選択可能とします。


試験結果:なるべく早く提示します。


かなり試験内容や実施方法について決めているようですね。
今までと違い半年待たなくても受験できるようになるわけですね。


今回のアンケートで尋ねられた内容紹介します。

CBT方式に期待すること聞かれました。
(1) 受験機会が増える。
(2) 受験日時を自分で選べる。
(3) 試験会場を自分で選べる。
(4) 試験結果が早くわかる。
(5) その他(自由記述)
試験時間について2〜5時間以上の間で5通り+自由解答欄ありました。
問題数について午前・午後合わせて50〜250の間で5段階+自由回答欄ありました。
試験の結果について、合否制か点数制にするか考えているようです。
点数制TOEICのイメージになりますね。
合否制か点数制選んだ理由も聞かれました。
受験料について5,100円〜10,000円までの6段階+自由解答欄ありました。
現行の5,100円以下を選ぶためには自由解答欄に書くしかありません。
CBT方式導入はお金がかかるのでしょうか?
最後の質問は、
エントリ試験や情報処理技術者試験の制度や運用についてのご意見をお聞かせください。
と言うことで自由記述になっていました。
私は、午前問題だったら、CBT方式でかまわないのですが、
もし現行の午後問題もCBT方式にするのであれば、問題を今のような印刷物で配布し、
回答を画面上で行うようにして欲しいと記述しました。
シスアドの午後問題画面上で見ながら解くのってきつくありませんか。
なんか印刷物でやるの慣れてしまって、画面上で問題読んで、さらに解答するとなると、
時間が足りなくなりそうな気がします。


アンケートのページ入るのにはIDとパスワード必要になっています。
エントリ試験の出題範囲イメージ図やCBTの画面のイメージ図も出ていました。
残念ですが紹介するのは自主規制しておきます。