全国高校駅伝

23日朝日・朝刊スポーツ面(手元の新聞では16面)左上に以下の見出し出ています。

外国人留学生1区ダメ
全国高校駅伝校体連「興ざめ回避」

高校野球と違い、駅伝は特待生問題での入学問題にはならないのでしょうね。
海外から選手を連れてきてしまうわけですから、自費での留学考えられません。
海外の選手と日本選手とのレベルの差の大きいスポーツは、
たとえ高校と言えども、留学生を特待生として入学させている例見られますね。
サッカーのサントスさんも高校から、日本に来ていて日本国籍取得して日本代表になっています。
野球の場合、国内のレベルが高いので、海外から選手をスカウトする必要がなく、
国内で選手をスカウトして集めていた。
そういうことですね。


さて本題の駅伝です。
確かに1区で外国人選手にバンバン走られると競り合いも何もなく、
駅伝自体が味気のないものになってしまいますね。
でも日本人選手がバンバン走って競り合いがなかったとしても、
誰からも文句が出ないはずです。
確かに日本人選手に活躍して欲しいですね。
今みたいに外国人選手が入ってくる前の、
兵庫県の、報徳学園西脇工業の争い、
県の代表選考の時から話題になってましたね。
前年どちらかが優勝していて、県大会でどちらか別の学校が優勝して、
高校駅伝でも、兵庫県のこの2校が優勝争って、話題にもなって盛り上がってもいました。
留学生の登場により、そういうことがなくなってしまいましたね。
国技である相撲も外国人選手(力士と言うべきでした)が活躍していてなんか今ひとつ、
そんな感じします。
私たちは、まだ外国人の受け入れになれていないのです。
これは来日した外国の方に、嫌な思いもさせていますね。キット。
アメリカの大リーグ日本人選手が活躍して日本のTVでの放映時間確実に増えています。
大リーグの選手見ていると、世界中の国の選手が集まってレベルの高い試合をしている感じします。
アメリカと言う国は日本と違って多民族の国家であるため、
そういったことを受け入れやすい事情もあるでしょうし。
世界で1番良い選手のプレーを楽しむことが国内でできることが、アメリカ人のプライドにも結びついているのだと思います。
大リーグはプロですからいいのですが、
高校駅伝は、あくまでもアマチュアスポーツですね。
学校の名前をあげるために、何でもありになってしまっているように思います。
高校スポーツは教育の場。
それは既にただのスローガンに過ぎないのかもしれません。
せっかく留学して日本なじんでいるかもしれない選手に、
自分は外国人選手なんだ。
この決定は、そんな意識を再認識させてしまいますね。
「国際交流」という意味では、留学生と一緒に学ぶことはいいことですね。
駅伝を「興ざめ」させたことに留学生の責任はありませんよね。
彼らは、自分と仲間のために走っているわけです。
留学生に対するタイムの要求は、日本人選手以上に高いものがあるはずです。
そのタイムが出せない時の視線は、日本人選手以上にきついものがあるのではないでしょうか?
留学生に自由に走らせてあげたいと思います。
高体連は、根本的な対処を避けて、極めて安易なご都合主義的な選択をしていますね。
でもこれって、高体連に限らず日本の中にある、組織・団体の特徴の一端を見ているようで、悲しい。