再犯

死刑制度存続を望む理由の1つに、刑務所を出てもまた犯罪を起してしまう人がいることもありますね。
刑務所から出て、また人を殺したりした場合、やっぱり死刑にしておけばよかった。
そう思う方もいらしゃることと思います。
一昨日(27日)朝日・朝刊、社会面(手元の新聞では38面)左上に以下の見出しあります。

満期釈放者
「帰る場所ない」4割超
30年前には9%龍谷大教授分析再犯率に影響も

再犯をするということは、刑務所内での教育に問題が多いのでは?
と勝手な想像をしていたのですが、
せっかく刑期を終えて出た、シャバの空気にも問題があるようです。
確かに贈賄・収賄、選挙違反、などの犯罪であれば危害を加えられそうもないので、
知り合いになってもいいかも。
そんなこと思いますが、殺人や、暴行、のような人を物理的に傷つけるような犯罪をした方とは、知り合いになりたくありませんね。


記事の内容の1部引用しておきます。

 5年以内に再び罪を犯して刑務所に戻ってきた率(5年再入率)をみると、00年出所者で49%。帰住地や身元引受人が決まっている「仮釈放者」では39.1%なのに対し、「満期釈放者」では61.4%と高い。中でも半身まひや認知症など、生活介護が必要な「S級」受刑者の再入までの期間は、出所後3ヶ月以内が29%1年以内が61%と短い。浜井教授は、当面の衣食住を提供し、生活保護などの福祉につなげるような仕組みや、社会的弱者を排除しないようなコミュニティーづくりが不可欠だ、としている。

刑務所を出ても、住む所も、家族も、仕事も、お金もない。
ご飯を食べること当然できませんね。
部屋を借りることもできませんね。
刑務所の中は、自由ではないのでしょうが、衣食住の心配ありませんね。
塀の外よりも、塀の中の方が暮らしやすいということですね。
確かに再犯率を減らすためには、出所後のケア必要ですね。
犯罪者が暮らしやすい社会と言うのは、なんとなく聞こえが悪いですが、
犯罪天国、というわけではなくて、犯罪者がきちんと更生できる社会という意味で犯罪者が暮らしやすい社会必要ですね。
犯罪者が二度と犯罪を犯さないようにするためには、刑務所内の教育だけでは手に余る部分あるようです。