「我が国と郷土を愛し」

思い切ったタイトルにしてみました。
昨日朝日・朝刊1面左下、

指導要領、異例の修正 
改訂版きょう告示「愛国心」など追加

の見出しでています。
記事からも引用します。

渡海文部科学相は28日付の官報で小中学校の改訂学習指導要領を告示する。告示は改訂案とほぼ同じ内容になることが通例だが、総則に「我が国と郷土を愛し」という文言を入れ、君が代を「歌えるよう指導」と明記するなど内容が一部変わった。2月の改訂案公表後、1カ月かけて意見を公募。保守系の国会議員らから改訂案への不満が出ていたこともあり、文科省は「改正教育基本法の趣旨をより明確にする」ため異例の修正に踏み切った。

asahi.comのこの記事関連リンクしておきます。
http://www.asahi.com/politics/update/0328/TKY200803270419.html


この記事読んで、
「その通り、今の連中は、愛国心が足らん!教育がなってないからだ!!」
と思っていらしゃる方も多いでしょうね。
でも私は、そうは思っていません。
愛国心、若い人も含め1番感じるのって「スポーツ」ではないでしょうか?
サッカー日本代表の試合、視聴率高いです。
上村さんがモーグルでワールドカップ種目別優勝を果たしましたね。
フィギャで浅田さん世界選手権で優勝しました。
やっぱり皆、日本応援しています。
愛国心無くなってない。
そう思います。
何が無くなっているのでしょうか。
たぶん、自分に関係無いからって、その辺にゴミを捨てたり、
電車の中のような、公共の場所で隣人に対する心遣いが足りなかったり、
環境に対する愛・隣人に対する愛(思いやり)
そんな自分の身の周りにある、血が繋がっていなかったりする*1、物事に対する愛が減少している気がします。


で、「我が国と郷土を愛し」学習指導要領に入れて愛せるのだろうか?
愛される国づくり、愛される郷土づくりをすることがまず大事なのではないのだろうか?
政治的に、教えて済ますいうことは、皆が幸せに暮らせる国づくりを放棄した政治の怠慢ではないだろうか?
そう思います。


日本の国の将来。
安泰です!
言い切れますか?
どうも、不安。
視界良好とはいえない気がします。
皆が、日本の将来と、自分の将来に期待と・希望が持てるように、していくことが大切ですね。
勿論、「我が国と郷土を愛し」なんて教えて、都合のいいように教育してしまおうなんて考えている政治に期待するだけではダメでしょう。
皆の自覚で、国と政治が動かせたら良いですね。
どうも、国の側からこういうこと言い出すと、過敏反応かも知れませんが日本が戦争へと向かっていった時代がそうだった気がして拒否反応してしまいます。


昨日夕刊1面トップ、

大江さん側が勝訴

の記事出ています。
この件これから書くと寝る時間なくなるのでこの件に関して書くの明日にしますが。
最後に朝日夕刊(手元の新聞で21面)の記事に書かれた、大江さんが判決前に寄せた手記の結びの言葉引用しておきます。

「日本の近代化をつうじて行われた『皇民教育』のイデオロギー復活に道を切り開かぬように努力する。それが私の作家活動の、終生の目標です」

*1:最近、親や・子供に手に掛ける身内にも敵意を抱く人も増えていて怖い気がしますね