ねんきん特別便(その3)

まず、以前書いた内容リンクしておきます。

2008-10-01ねんきん特別便 - なんやかんや

2008-10-07ねんきん特別便(その2) - なんやかんや

ねんきん特別便お手元に届きましたでしょうか。
今回、報道関係も問題にしていないし、
桝添さんも何も言わないですが、
「問題あり」
だと思うのですよ。

何処も報道ないので、社会保険庁から引用します。
http://www.sia.go.jp/top/kaikaku/kiroku/tokubetsubin/index.html

6月から現役加入者の方への送付を開始します。これにより、すべての年金受給者・加入者の方へ「ねんきん特別便」が送付されます。

○ 本年3月までに送付
年金記録にもれがある可能性が高い年金受給者・加入者


○ 本年4月から5月までに送付
3月までにお送りしている方以外のすべての年金受給者


○ 本年6月から10月までに送付
3月までにお送りしている方以外のすべての現役加入者
・  国民年金の第1号被保険者(自営業、学生の方など)、第3号被保険者(専業主婦の方など)には、直接ご本人の住所へ8月下旬から10月下旬にかけて、年齢の高い方より順次発送いたします。
・  会社勤めの方には、お勤めの会社を通じて(会社のご協力が得られた場合)又は直接ご本人の住所へ6月23日から9月下旬にかけて、順次発送いたします。(具体的な発送日はこちら)

てなわけで、
10月下旬までに全ての 現役加入者に「ねんきん特別便」送付する。
そうかいてありますよね。
でも、私の知っている範囲で「ねんきん特別便」まだ来ていない人います。
「年齢の高い方から発送」
とのことなので、私の知り合いも確かに若いですが、でもね。
今来ていないと不安になりますよね。
1日〜3日まで、連休だったといえばそうなので、今日・明日に届くのかもしれませんけど、
ただ、発送が遅れている以上桝添さんが会見を開くとか、
ホームページ上で事情を説明するとか必要だと思うのですよ。
現在の社会保険庁のトップページです。
http://www.sia.go.jp/index.htm
特に遅れについて書かれていません。
10月下旬までに全て発送終わっているのでしょうか?
もし本当に終わっているのであれば、来ていない人大変じゃないですか。
それこそ、来ていない人は連絡するべきですね。
私の手元に来ている「ねんきん特別便」に「ねんきん特別便専用ダイヤル」の番号出ていますので、紹介しておきます。だって「ねんきん特別便」来ていない人はこの番号が手元にないですもんね。
0570−058−555
IP電話PHSからは、
03−6700−1144
だそうです。


で、私が年金問題本当にヤバいって思っているのは、
これだけ大騒ぎになって、「ねんきん特別便」を10月末までに全員に発送します。
って言っておきながら、それができないってことなのですよ。
つまり、年金記録を照合するのにどれだけの時間が掛かるのか?
っていう年金記録の全体像を、
かかわっている人たちの誰もが
「理解していない」
ってことなのではないか?
ってことなのです。
ですから、上のほうから、
「10月までにやれ」
って言われたのか。
「いつまでにできる?」
って言われて、
「10月末までにできる」
って答えたのかはわかりませんが、
「10月末まで」
っていう期限に、
「なんの根拠もなく責任もない」
だいたいそんなもんかな?
っていうことで10月末が出てきていて、
しかも11月に入って「ねんきん特別便」が届いていない人がいるのに、
責任問題にならず、桝添さんも、社会保険庁のホームページにも何にも遅れについて発表がない。
たぶん遅くとも10月の頭ぐらいで、現場の人たちは10月末無理だって気が付いていたと思うのですよ。
場合によったら、最初に「10月末」って出た段階で無理だってわかってた人もいたと思うのですね。
そういう声が上がってこない。
10月末無理とわかった時点で、公表しない。
11月になった時点でも全く触れない。
問題ありですね。
で、いま桝添さんが記者会見したとして、
11月入って未発送の「ねんきん特別便」どの位あるのか把握ができていないのかもしれない。
そんなこと考えてしまいます。
年金記録って、日本の行政の責任先送り体質が生んだ巨大なブラックホールなんですよキット。
ん〜これ大変ですよね。
他にもこの国の行政にはこんなブラックホールあるのかもしれません。


朝日の、今日の朝刊1面トップ「小室哲也」さんだし。
報道機関もこのこと、気付かないのか?知ってて書かないのか?不思議です。