良いお年を

supiritasu2009-12-31

今年も、今日で終わりですね。
年が変わるっていうのは、考えてみたら良いのかも知れません。
以前ここ↓で書いた『パパラギ』の中に
2005-08-28 価値観 - なんやかんや

パパラギ(白人のことです)は、神が、私たちにくれた、生まれてから死ぬまでという長い時を、時間という短い単位に区切って忙しそうにしている、そんなに忙しくしなくても良いのにね。(^_^)

ってな事が書かれていて、すごく納得しました。
今日と明日は、連続しているし、2009年が2010年になったからって、現状がそんなに変化する事なんて、ありえないことは誰もがわかっていますよね。
でもね、去年はこうだった、今年はこうしよう、とか、こうしたい、とか考える事は悪い事じゃない気がします。
そういった、精神的な区切りが必要な時もあるのではないかな?って思います。
ただ、人によっては、1年単位で区切るより、パパラギで書かれているような、もっと長い時の流れの中で、ジックリした方がいい場合もありますね。


昨日の朝から、今朝にかけて、
22年ぶりに『ノルウエイの森』読んでいました。

ノルウェイの森(上)

ノルウェイの森(上)

ノルウェイの森(下)

ノルウェイの森(下)

なんで何年ぶりかわかるのか?
私、この本初版で買って読んで、それ以来一度も読んでいない。
そういった確かな記憶があるからです。

読んでいて、最初の飛行機に乗っているシーンは覚えていたのですが、
後は全く忘れていました。(^_^;)
ほとんど初めて読んだのと一緒。


主人公のワタナベさんが直子さんにプレゼントした、
ヘンリー・マンシーニのディア・ハート
聞いた事あります?
私、知らないので、調べました。
13曲目で試聴できます。
ザ・ベリー・ベスト・オブ・ヘンリー・マンシーニ | ヘンリー・マンシーニのCDレンタル・通販 - TSUTAYA/ツタヤ
http://www.tsutaya.co.jp/works/20152849.html

本当は、動画でバシッと載せたかったんですが、上手く探せませんんでした。
でも発見!
ディアハートって映画のサントラだったんですね。

1964年の映画「ディア・ハート」の主題歌。

この映画のこと検索したのですが、上手く探せませんでした。


ワタナベさんと緑さんが昼間から飲んだ時に、お店でかかっていた、
セロニアス・モンクの「ハニサックル・ローズ」
これも聞いてみたい。
こんなサイト発見。

村上春樹で聴くジャズ -- ノルウェイの森
http://www.ne.jp/asahi/katzlin/delight/music/jazz/murakami/norw.htm
休みなので、時間がある。という事で、試聴又は動画探したのですが発見できませんでした。残念。
あと気になったのが、
ワタナベさんが、グレート・ギャッツビー以前にお気に入りだった。と書かれている。
ジョン・アップダイクさんの「ケンタウロス

ケンタウロス

ケンタウロス

画像出せましたが、アマゾンで現在取り扱いできないようです。


読み終わって、あとがきに、
この作品は、5年ほど前に書いた「蛍」という短篇が軸になっている。
と書かれています。
気になったので、おそらく25年ぶり*1にこの作品も読みました。

確かに、書かれている文書ほとんど同じでした。
2008-05-07 世界の終わりと ハードボイルド・ワンダーランド - なんやかんや
で書いたように、
「世界の終わりと ハードボイルド・ワンダーランド」の軸になった、

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

街と、その不確かな壁』(1980年『文學界』9月号掲載)
は、この文学界を入手するか、ネット上で非公式に公開された文書読まないといけませんが、
「蛍」は普通に入手可能です。
螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)


という事で、今年の「なんやかんや」はこれで終了。
皆さん、来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を。(^_^)

*1:今回のように22年前にノルウェイの森読んだあと読んだかもしれませんが、記憶が無い