糞尿譚

なんかすごいタイトルです。
「糞尿譚」火野葦平さんが書かれた、第6回芥川賞昭和12年1937年下半期)受賞作です。
以前、芥川賞直木賞、受賞作を片っ端から読んでいた時期がありました。
ココにも書いたことありましたね。
その時、タイトルが気になって読みたかったのですが、上手く入手することができずに読めませんでした。
昨日書いた、久生十蘭さんの本を入手した所とは別の、図書室が充実している方の地区センター*1に、

文藝春秋60周年記念出版
芥川賞全集全12巻

ありました。
第85回1981年上半期の
吉行理恵さん「小さな貴婦人」までが全12巻に収録されています。


情報処理試験午後は、読解力が大切!
急がば回れ、回りっぱなしで、戻ってこないのは困りますが、(^_^;)
2巻に収録の「糞尿譚」読みました。
ウワー、まさかと思いましたが、本当にそういう内容のお話です。
食事前後には向かないかもしれませんが、
力強くて、私は許せました。
火野さんの作品初めて読みました。
受賞前後こんな感じです。

1937 年(昭和12年)、日中戦争に応召し、出征前に書いた『糞尿譚』の第6回芥川賞受賞を陣中で知る。戦地で行なわれた授賞式には日本から小林秀雄がおもむいた。その後報道部へ転属となり、軍部との連携を深めた。戦闘渦中の兵隊の生々しい人間性を描き、戦地から送った従軍記『麦と兵隊』が評判を得て人気作家となり、帰還後も「兵隊作家」ともてはやされた。太平洋戦争中も各戦線におもむき、従軍作家として活躍した。攻略直後の南京に入り、それに至る進撃路において捕虜が全員殺害される様子を手紙に書いている。

戦後は、「戦犯作家」として戦争責任を厳しく追及され、1948年(昭和23年)から1950年(昭和25年)まで公職追放を受けるが、追放解除後も、若松の「河伯洞」と東京の「鈍魚庵」を飛行機で往復するなど活動し、九州男児の苛烈な生き方を描いた自伝的長編『花と竜』や自らの戦争責任に言及した『革命前後』など数多くの作品によって文学的力量を発揮し、再び流行作家となった。

火野葦平 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E9%87%8E%E8%91%A6%E5%B9%B3
タブン受賞後に書かれた「麦と兵隊」が代表作かと。
私が「糞尿譚」読みたい。
と思っていた頃、新潮文庫に「麦と兵隊」あったような気がします。
調べたら、「麦と兵隊」出てきませんが「糞尿譚」出てきますね。

糞尿譚・河童曼陀羅(抄) (講談社文芸文庫)

糞尿譚・河童曼陀羅(抄) (講談社文芸文庫)

今日は、学習室で、情報処理の勉強していそうな方、2〜3名います。


昨日も寝たの2時になってしまいました。
ユーチューブの音楽検索。
寝るの遅くなってしまって(^_^;)
昨日の成果です。

*1:岩波文庫ビアス短編集」があったところです