貧乏は素敵?

NHKの連ドラって見ますか?
私、ゲゲゲ見てます。
今すごい貧乏な生活を水木ご夫妻が送っているシーンが放送中です。
でも、なんかものすごく安心してみてられます。
だって、水木さん成功者であると言う結果が既に出ていて、その努力の過程ですからね。
今景気が悪くて、収入の減っている方、生活が苦しい方も多いので、TV見て元気付けられている方も多いのだと思います。
この時代、あまりにお金持ちで、楽して儲けて贅沢三昧。
なんてドラマやると視聴率が取れないどころか、クレームが来るかもしれませんね。
昨日の朝日・朝刊経済面(手元の新聞で12面)左上に、以下の見出し記事ありました。

1億円経営者 相次ぐ

asahi.comで記事発見したので全文引用します。
http://www.asahi.com/business/update/0619/TKY201006180641.html
http://www.asahi.com/business/update/0619/TKY201006180641.html

1億円経営者続々 株主は「ありえへん」 総会本格化(1/2ページ)


 3月期決算企業の株主総会が18日、本格化した。今年から有価証券報告書で開示が義務化された、役員報酬が1億円を超える「1億円プレーヤー」。総会や報告書でこの日開示されたのは2けたにのぼった。グローバルな人材獲得競争が激化し、日本企業の役員報酬も「欧米化」しつつあるが、株主らの間では賛否が割れている。

     ◇

 「透明な開示があって、初めて役員の人事案に株主は賛否を表明できる。それを明らかにしていただきたい」

 18日、東京都内であったソニー株主総会NPO「株主オンブズマン」代表の森岡孝二・関西大教授が質問すると、会場から拍手がわいた。

 会社側はこれを受けて、代表執行役3人の報酬額を開示した。日本人では、中鉢良治副会長と大根田伸行副社長(退職金含む)が1億円を突破した。最高額は、ハワード・ストリンガー会長兼社長の約4億1千万円だった。同時に受け取る50万株のストックオプション(自社株購入権)の価値を一定条件で試算すると、さらに約4億円分の収入だ。

 森岡氏らは2002年から総会で個別報酬開示を求める株主提案をしたが、毎回否決されてきた。有価証券報告書の提出を前にした今回の開示は評価しつつも、「ストリンガー氏の報酬は驚くほど高い」と不満げだ。

 ソニーに限らず、外国人の役員は日本人よりも報酬が高額になりがちだ。欧米では役員の人材の流動性が高く、高い報酬で有能な経営者をつなぎとめているからだ。

 製薬業界4位のエーザイの場合、22年前から社長を務める創業一族の内藤晴夫社長(1億3600万円)より、米子会社社長のロネル・コーツ執行役(1億4千万円)の方が高額だった。

2ページ目です。

1億円経営者続々 株主は「ありえへん」 総会本格化(2/2ページ)

2010年6月19日1時54分


 日本の株主の間には高額報酬へのアレルギーも根強く、受け止めは分かれる。会長と社長が1億円を超えた住友金属工業。大阪で開かれた株主総会の会場では「役員として大きな責任を負っているのだから正当な報酬だ」(男性株主)との声がある一方、「業績が落ち込んで配当も減っているのに、報酬が1億円以上なんてありえへん」(女性株主)との意見も聞かれた。

     ◇

 今年の株主総会から、議案に対する株主の賛否の割合の公表も義務づけられた。総会後に金融庁に提出する臨時報告書で、賛否の結果を開示しなければならない。17日に総会のあったヤスハラケミカル(広島県)は18日に賛否の比率を公表、選任された全役員の人事案の賛成が90%を切っていた。

 日本の株式市場で存在感を増す外国人投資家の間には公表を求める声が多い。しかしこれまでは義務化されていなかったため、開示企業はソニー資生堂など約50社にとどまっていた。

 賛否の割合の開示は、企業経営の透明化につながる。例えば、経営陣が買収防衛策を導入する議案が可決された場合でも、反対票が比較的多かったと分かれば、経営陣にはプレッシャーになる。大和総研経営戦略研究所の鈴木裕主任研究員は「これまでは利益の分配案などで株主が不満に思っても、反対派の勢力がつかめなかった。今後は機関投資家などの大株主が連携し、経営者に圧力をかける動きが出るだろう」と予測する。

はい、ゲゲゲの貧乏と逆にお金、沢山もらっている方です。
収入多いの自慢すると、今の日本は足引っ張られそうです。
「金貸して」とか言われて、貸さないと「ケチ」とか言われたりしてね。
これを書いている朝日の記者さん、高給取りです。
自分が高給取りなのに、その事を書かずに、世間の不満を煽るような高給取りを問題視するような記事、書かなくてもいいような気がします。記事の内容これなのに、タイトルがこれ↓

1億円経営者続々 株主は「ありえへん」

ね、不満を煽っている感じしませんか。

以前書いた、2010-06-11綿貫智人さん - なんやかんや
も、ブログで、出版社の年収と退職金書いてすごいコメント付いていました。*1
私は、収入多いの別ににかまわないと思います。
皆で、平均的な収入になってしまうと、やる気のある人が事業を拡大したり、新しいアイデアで起業したりする気力が失せて、経済が停滞しそう。
みんなそろって「ぼちぼち」で良いのかな?
今まで蓄えた資産を使って楽にくらそうで良いのかな?
鼻血も出ないほど国家予算を、景気回復の名の元に国債使って皆で寄ってたっかって使っていく。*2
そんなことはないと思うけど、
頼っていないで、ヤッパリ自立できるのが一番良いです。
生活できないのは問題ありますが、やる気のある人は仕事を創造して、高収入を得て欲しいです。
格差社会も問題あるけど、みんなが平均的なのも問題があると思います。
菅さん「最小不幸社会」と言っていました。
いい感じしますけど、
なんか消極的な感じ受けます。
この「不幸」が入っているところが希望感に乏しい理由だと思います。
ゲゲゲは貧乏だけど、希望がありますね。
希望のない貧乏は辛いかと。
ドラマで水木さん、食べるのにもやっとなのに戦艦の模型作っています。
漫画の仕事で、詰まって食べられないときに、気分転換でやっているのですが、
心にゆとりを持って煮つまらないようにするための、無駄は無駄ではなくて必要なものだと思いました。
煮詰まった時に模型を作る。
そんな気分転換ができる事が成功への秘訣なのかもしれません。
はやぶさ君に予算を付けた、当時の日本はまだ気分転換ができたのかな?
成功への秘訣、まだ失っていなさそうです。
希望沢山感じました。
今この国をどうするか、選挙前もあって意見が沢山出ています。
落ち着かないで、だけど煮つまらないように、気分転換もしながら、皆で1億円経営者目指して、「最大幸福社会」(書いていて絵空事のような気もしますが、)目指す希望が必要ですね。

*1:出版に向けて最終コーナーに来ているようです。「リストラなう」その辺の様子も更新して書かれています

*2:菅さんが言ったのは逆の意味ですよ。「消費税は逆立ちしても鼻血も出ないほど無駄をなくしたと言えるまで来たとき」