国債はなぜ増えたのか?

昨日の・朝日夕刊、手元の新聞で13面右上に以下の見出し発見。

財源不足最大23兆円
消費税10%でも困難
10年後予測

asahi.comで関連記事発見。
引用します。
http://www.asahi.com/business/update/0621/TKY201006210168.html
http://www.asahi.com/business/update/0621/TKY201006210168.html

財政再建策、最大23兆円財源不足 10年後予測

2010 年6月21日15時38分

 22日に閣議決定する2020年度までの財政再建策を達成するには、財源の不足額が5年後で5兆円、10年後では最大23兆円に達することが21日、わかった。菅直人首相が検討を表明した10%程度への消費税増税だけでは財政再建は厳しく、より踏み込んだ増税などの歳入増や歳出削減が必要になる計算だ。

 閣議決定するのは、20年度までの財政健全化の道筋を示す「財政運営戦略」と、11年度から3年間の歳出の大枠を定める「中期財政フレーム」。このなかで、今後3年間は借金の利払いを除く歳出を10年度並み(71兆円)に抑える。財政の健全度を示す指標で、国債発行を除いた歳入と国債の返済分を除いた歳出を比べた基礎的財政収支プライマリーバランス)について、今年度の国と地方をあわせた30兆円超の赤字額を5年後に半減し、10年後に黒字化する。

 内閣府などは、この財政再建策が経済見通しを踏まえて達成可能かどうかを試算。具体的には(1)内需や外需の環境を慎重にみて名目成長率が1.6〜1.7%前後の場合(2)新成長戦略に基づき名目成長率3%、実質成長率2%を上回る成長率を達成した場合の2通りを用意した。

 その結果、今後3年間の歳出を抑えたとしても、5年後に赤字幅を半減させるには少なくとも約5兆円の財源が不足することが判明。10年後の黒字化には約23兆円が不足する見通しだ。経済成長が目標通りでも、10年後には約14兆円が不足するとしている。

 政府が消費税率を10%まで引き上げれば、年間12兆円規模の税収増となり、「5年後に赤字幅半減」の目標は達成できる。ただ、10年後は最大で10兆円超の財源が不足する見通しだ。

なんか恐ろしい内容の記事です。
この閣議決定する金額決定事項のように感じます。
確かに、今まで楽観予想で国債増やしてきましたから、
「消費税率10%にしても10年後には10兆円財源不足です。」
っていうのはとっても危機感がもてて良いです。
これで消費税率10%にしなかったら、どうなちゃうの日本。
そのうち20%も覚悟しないとね。


アレ?
何時のまにか、消費税増が規定路線です。
こっちもその気にされていません?
民主も、菅さんの10%発言から、増税路線です。
今、消費増税反対の先鋒は、共産・社会。一歩送れてみんなの党
増税派は、新党改革たちあがれ日本自民党民主党国民新党公明党
の順番のようです。*1
菅さんの発言で、流れが変わりましたね。
今回の参院選挙で、共産・社会・みんなの党過半数取れるわけないし。
衆院の消費税増・容認政党は圧倒的議席数です。
なんとなく、怪しいのが、菅さんが自民党が言い出した、消費税増に乗ったことで、選挙後の各政党の議席数によったら、民主・自民連立政権の可能性が今までより敷居が低くなっている感じ受けることです。
たぶん今度の、選挙メインは、2大政党である、民主・自民の戦い。
これ誰が見てもそうですね。
選挙前は絶対そんな雰囲気はお互いに出さないでしょうが、選挙後にこの参院選、争った意味があるのか?
そんな結末もありそうですね。
だんだん、消費税増反対していると、将来を考えないキリギリスみたいな感じになって来ているのを感じます。
今、一度に上げると国民の不評を買うので、年金の支払い額、毎年上がっている最中です。
上がりきった所で高止まり予定ですが、このぶんだとまた上がるかもしれませんね。
当たり前のことですが、今年金10万もらって、お金使っても消費税分5,000円、10%になれば消費税分1万円なので、実際に買い物できる額減ります。
ただし、、国民年金だけで、厚生年金加入暦がないと、40年間積み立てても、月7万届かないかないようです。
他にも、医療費が上がったりたぶんしますね。
年金額いくらあれば将来安心して食べていけるのか?
今から計算して予定しても、こんなことでは難しいですよね。
文句が出れば、当然税制いじったり、バラマキしたりしてきました。
なんか、消費税上がっても、ヤッパリ上手に使えなさそうな気がして仕方がないです。
税金を上手に使わなかった国の責任は何処?
うまいこと、危機感煽られて乗せられている感じします。
上に書いた、
「消費税率10%にしても10年後には10兆円財源不足です。」
これ、誰が出した数字?
国側ですよね。
しかも今まの、上手に税金を使えなかった国側の論理で作られている感じ受けます。
減税とか、バラマキとかで、私たちも恩恵を受けていない!とはいえない状況です。
済んでしまった事だからもう良い。
というのでは、進歩がありません。
国債が増えていった過程を、国も検証して、どの政策が失敗だったのか明らかにしてほしいです。
もし国がしないのなら、報道機関がやってもいいのではないでしょうか?
朝日さんいかがでしょう?
そして学習して、反省して、改める。
そうしないと、この国の財政の建て直しはできないと思います。
消費税をどれだけ上げたとしても、私たちの生活が苦しくなって、国力が落ちるだけで、何時まで経ってもね。


鳩山さん、沖縄基地問題勇気をもって発言しました。
菅さんも、消費税増、勇気を持って発言したと思います。
そっち来たか。そんな感じ。
政権が変わった感じはしますよ。
今後ですね。
学習して将来のために、上手く財政立て直して欲しいです。

*1:今日の朝日・朝刊、1面左の去年の衆院選挙時と、今回の参院選で消費税引き上げについて、各政党の意識の動きグラフを参考にしています