広島平和式典

古い記事、asahi.comから引用します。

米英仏、広島平和式典初出席へ 「核なき世界」構想受け

2010年7月27日3時3分
 広島市で8月6日に開かれる平和記念式に、核保有国の米、英、仏が初めて出席することになった。在京大使館関係者が明らかにした。「核なき世界」をめざす構想を示しているオバマ米大統領の新たな核政策が3カ国の出席に影響したとみられる。特に原爆を投下した米国の出席は被爆者らの注目を集め、原爆投下正当化論の強い米国内にも波紋を投げかけそうだ。

 広島市は1998年から核保有国あてに、05年以降はその他の国へも式典への招待状を出しており、これまで核保有国ではインド、パキスタン、ロシア、中国が出席。事実上の核保有国であるイスラエルは09年に初出席した。出席してこなかった米英仏は、米ロが4月に新たな核軍縮条約に署名するなど、核軍縮・核不拡散の機運の盛り上がりを背景に、広島の式典への参加についても協議してきたとみられる。仏は臨時代理大使を派遣する方針をすでに表明。米英は大使館関係者が出席するとみられる。

 在京大使館関係者は「オバマ大統領の存在が大きい。(核なき世界をめざすと表明した昨年4月の)プラハ演説以降の核廃絶への動きが、各国の外交にも影響しているということだろう」と話している。

 今年の式典には、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長や国際原子力機関IAEA)の天野之弥(ゆきや)事務局長も初めて出席する。

29日の朝刊1面中央で、
ルース米大使が出席の方向との記事出ていました。


広島・長崎。
語るとき、私たち被害者意識持ちますね。
当然のことだと思います。
でも、日本は戦争の加害者でもある。
この事実も動かしがたいものがあると思うのです。
日本人としては、米に謝罪の言葉欲しいですね。
でもね、

原爆投下正当化論の強い米国内にも波紋を投げかけそうだ。

この分部心配。
せっかく核保有国が広島(ヒロシマと書くべきかな)にそろうわけです。
原爆の犠牲になった、多くの一般人は、謝罪よりもう2度と核兵器が使われないこと。
それを望んでいるのではないでしょうか?
私も、それの方が優先順位高いです。
今は、オバマさんが各国を巻き込んで推進している「核軍縮」を応援する。
余計なことは考えない。
謝罪があっても、核兵器が再度使用されたのでは全く意味がないですね。
広島平和式典が、各国の参加により、「核軍縮」への大きなステップになることを期待しています。