スクープ

昨日(21日)の朝日1面トップ。

検事、押収資料改ざんか

の記事。
これ朝日のスクープでした。
引用しませんが、
asahi.comでリンクしておきます。
http://www.asahi.com/national/update/0920/OSK201009200135.html?ref=any
http://www.asahi.com/national/update/0920/OSK201009200135.html?ref=any
署名記事書かれていた記者。
板橋洋佳さん。
どんな方かと思って調べてみると。
http://www.maki-taro.net/index.cgi?e=1324
http://www.maki-taro.net/index.cgi?e=1324
同業他社の記者さんでも、推測の域を出ていませんが、

 栃木県警が知的障害のある男性を誤認逮捕した事件をスクープした、あの「下野新聞記者・板橋洋佳」では、ないだろうか?

出来る記者さんを地方紙から、引き抜いたのでしょうか?
でもとにかくすごい方です。
検察も動きが早くて、
朝日夕刊によると、
21日の午前11時には、最高検の伊藤次長検事さんが、

犯罪の疑いが濃い

との内容の記者会見して。
昨日の夜のうちに前田さん逮捕。
朝日が記事にする前に内偵していたのでしょうか?
そうでなければ、あまりに逮捕が早すぎると思いませんか?
他紙は夕刊から追いかけていました。
この件、このまま検察の手に委ねてしまって良いのだろうか?
だって、自分で自分を裁くのって変だよね。
今日(22日)朝日・朝刊社会面(手元の新聞で36面)に5名の識者の方の談話が掲載されています。
その中の、元検事の郷原伸郎・名城大教授の談話の前半分部引用します。

問題発覚その日の内に逮捕なんて、必要な捜査をしたとは思えず、拙速すぎる印象だ。こんなスピード捜査を世間は求めていない。特捜捜査のウミを出し切って欲しいと願っているのに、検察当局は分かっていない。特捜捜査は地検、高検、最高検という決算ラインで行っており、捜査しているのが事件の当時者とも言える最高検なのは不適切だ。弁護士を法務省が特別に検事に任官するなどして、第三者の目で捜査するべきではないか。

同感です。
でも、世間一般は、スピード捜査とか何とか訳が分からないうちに逮捕。そんな感じではないでしょうか?
権力は腐敗する
本当に、その言葉を地で行くような事件です。
政治を含めて、権力のチェックがきちんとできない!
この分部が、日本経済の停滞に結びついていると思います。
優秀な人材が、安定した権力の側に行く。
規制緩和といいつつ、様々な規制が生み出されて、
そこから得た安定した利益を分配しあう。
これでは成長は無いですね。
もっと、流動的な成長分野に優秀な人が行かないとね。
優秀な人は、そういう冒険はしないのかもしれませんね。(^_^;)


脱線しました。この捜査本当に、検察にまかさないで、中立・公平な第三者の機関で捜査すべきですね。


#後述
板橋記者、10月15日朝日・朝刊。新聞週間特集に写真つ付きで出ています。
下野新聞にいらしゃった、板橋さんでした。
まだ34歳とのこと、これからのご活躍期待しています。