急がばまわれ

小学校国語科PISA型読解力向上の学習 問題と解説

小学校国語科 PISA型読解力向上の学習問題と解説

小学校国語科 PISA型読解力向上の学習問題と解説

読みました。
というより、86Pの薄い本を3回に分けてやりました。
小学生用なのに、間違えたりして、途中から気合入りました。
この本以前紹介しています。
2010-12-10 読解力 - なんやかんや

情報セキュアド受けてたとき。
問題文しっかり読んで、聞いていることにキチンと答えないと合格しませんね。
全ての試験は、どんなに勉強してもこの読解力がないと合格できない。
そんな気がします。

というわけで、アマゾンで年末に買っていました。
春試験に向けて、読解力身につけないとね。


横浜から引っ越すと、図書館が使えなくなるようです。
引越し先の図書館で、横浜の蔵書は申し込んで借りれるようです。
引越し直前、ADSL使えないときに読んでいたのが、
トマス・ピンチョンさんの「V.1」「V.2」

V. 上

V. 上

V. 下

V. 下

全部読みましたが、どうも本の中に入っていくことができない。^_^;
一時的に入っても、そのうち活字の表面を追っているだけの状態に。
やっぱり読解力が不足しているのか。
確かに凄い本だと思いました。
でも理解できないとね。


この本教師の指導用の本です。
私が小学生のころは、表とかグラフを見て答えるような問題は、社会。
この本には、4・5・6年生の79年と02年の寝る時間を比較したグラフを見ながら答える問題とか出ていました。

一部引用します。
28P

問5 どちらの意見に賛成か反対かではなく、人を納得させる文章としてどちらが優れ、どちらが劣ると思いますか。優れているところ、劣っているところを具体的に挙げて述べなさい。


解説・・・書かれている内容や意見そのものについて主観的に判断するのではなく、述べ方や文章の構成、展開を対象にして客観的に説得力を判断するものである。「熟考・評価」の問いである。
 具体的な記述や構成、論の展開として根拠をあげていなければ、1/2減点である。

○×を問題にしていませんね。
求められるのは具体性。

37P

問6 どちらかに自分の立場を決めなさい。そしてあなたが反対する意見に、反対する理由が分かるように「反論文」を書きなさい。


解説・・・賛成か反対かを答えることは評価である。そして反対する理由が分かるように書くことは「熟考」しなければできない。反対の対象となる具体的な箇所を決め、反対の立場から批判しなければならない。つまり反対の対象となる意見の述べ方で説得力がないところを「評価」しながら読むよう助言しなければならない。

上の問題は賛成か反対かではなく。
こっちは立場を決めて。
正しいか、正しくないか、上の問題もそうですが、あまり重要視していない。
どちらも考えようで正しい。
こういう訓練をしているのですね。今の小学生。
28P と37P元の問題文は別です。
どちらも5・6年の問題でした。


自分の意見を書いたあと、班やクラスで話し合って、自分が気が付かなかった良さがあればそれをメモしましょう。
なんて問題も、3・4年で出ていました。



51P

社会への関心や児童の問題意識が高まっていない状況で手段として(一部受験指導のように)グラフの読み取りや解法だけを教えると、ねらいの後半にある「自分自身の生活・意識とも結び付けて考えを述べる力」を身につけることにつながらない。かえって木を見て森を見ずの解釈・判断を繰り返す悪習の定着に陥りかねないのである。

木も森も見たいですね。


53P

大学受験などの小論文対策では、よく「解答のカギは問題に隠されている」という。出題者は、受験者がどのくらい内容や言葉に関心を払っているか、思慮深く問題を捉えているか、そのような点までを判断する意図があるのであろう。

これ、情報処理の午後も一緒ですね。
答え合わせ会で、
「この問いは問題文のこの部分」
って自分の見落とした部分を言われると、アリャリャンです。
自分が見ていた部分が、問いの本筋から外れていたりね。
読解力、これからも意識します。