別件から、
昨日は12時少し前に寝て、AM3:30に起きました。
引っ越してよかった、実家はBS見られます。
最初から最後まで見ることできました。
ああいう瞬間に立ち会う事できること、人生にそんなにないですね。
朝から2度寝3度寝しましたが良かったです。
少し感想を。
日本1点目の宮間さんのシュート、左足出した方向だと右にボール行くの普通ですが、
足の外側に当てて、左にボール出してキーパの裏かいてます。
2点目の澤さんのシュート、コーナーキックからあの場所にいて、何でボールがゴールに入るのか。
どんな蹴りかたしたか、後から見ても不思議?
二本とも追いつく1点ですが、日本の女子は凄い。
PKですが、米の1本目止めた海堀さん、体は完全にシュートコース外していたのに、残った右足でよくボールに当てました。
日本の最初のキック宮間さん、意表をつくフェイントのキック。米のキーパーさん動けませんでした。
凄いな。
#後述
今20日です。
昨日新聞見ていて、女子ワールドカップサッカーの視聴率出ていました。
朝早くから観戦した方多かったようです。
で、気が付きました。
中継NHKBSしか無いと思っていたのですが、フジTV系列で地上波の中継あったのですね。
新聞のTV欄よく見ていなかったので気が付きませんでした。
本題。
『希望の国のエクソダス』読んで、一昨日更新していて、
『希望の国のエクソダス』取材ノート
- 作者: 村上龍
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今まで読んでいました。
昨日、
作品中で、中学生たちが手がけるビジネスがあるのですが、それが面白い。
書きましたが、全部龍さん*1が考えたわけではなくて、
取材してアイデアをだいぶもらっていたようです。
でも、ぜんぜんガッカリしませんでした。
安心した感じ。
龍さんも超人じゃないですもんね。
この本、最初は中学生が北海道造ったユートピアのような世界、最後はうまく行かなくなる予定だったようです。*2
その辺の事と、変更した理由なんかも書かれていました。*3
少し引用します。
93P龍さんの発言。
要するに何かをやりたいかじゃなくて、ベンチャー企業をやりたいという人に対するセミナーがあるんですね。変だなあって思いますよね。子供たちに自由な発想力とかイマジネーションを与えるためには、遊ばせればいいわけじゃないですか。自由な発想とは何かって教えてもだめなわけで、結局、管主導、あるいは既成の大企業の主導で、ベンチャー企業を育てるというのはまず無理ですよ。それと同じように、地方自治体とか、ある可能性を持った、土地なり資金なりを持った人が、何をしようかなって考えるのは、どうしても無理があると思うんですね。
106Pで龍さんが紹介していた。
『単一民族神話の起源』
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ネット検索したら、図書館にあります。(^_^)v
111Pで田中宇さんが紹介していた共同通信時代の先輩のホームページ「萬晩報」
今もありました。
http://www.yorozubp.com/
http://www.yorozubp.com/
119P
文部省の寺脇研さんの発言。(インタビューは一九九九年四月)
いま全国の小中学校で九万四千人が登校拒否をしているんです。これは中学校で言えば1.6パーセントかな。60人にひとりが学校に来ていないんです。
この数字増える傾向で、2年後12万8千人になっているようです。
私が、中学の頃は記憶だとクラスに登校拒否1人もいませんでした。
今は、そういう時代なのですね。*4
141P 金子勝さん(法政大学経済学部教授)の発言
韓国は何十年も前からテポドンの射程内という事実も話されていました。
北朝鮮難民、日本にも海を渡ってくる可能性ありますね。
平和のうちに南北統一望みます。
145P
金子さんの著作『反グローバリズム』紹介されています。
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新・反グローバリズム――金融資本主義を超えて (岩波現代文庫)
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170P 北野一(東京三菱証券エクイティ・リサーチ部チーフストラジスト)さんの発言
日本においては輸出の経済効果を過大評価するきらいがあるんです。
日本のGDP総額を100とすると、そのうち60が国内消費、15が設備投資で、純輸出はせいぜい2、3パーセントにすぎない。世界的に見て日本とアメリカほど輸出依存度が低い国はないのに、
なんが、この数字驚き。
輸出がこの国の血液循環。
そんな気分でいました。
確かにそれは否定できませんが。2、3パーセントってそんなに低いとは、
GDPの元の数字が大きいので、金額だけ見ると理解できない事もあるのですね。
178P〜179P龍さんの発言
そうそう。本当はこういう時代だからこそディシプリンを持つ事や、そのために勉強する事が必要なのに、たとえばメディアが観念の必要性を言うことはまずない。
象徴的だったのは、この間テレビでリストラされちゃった元銀行員が栃木かどこかでトマト農家をはじめた、という話をやっていたんです。当然うまくいきませんよ。トマトづくりにだってディシプリンは必要なんだから。
けれど番組は、自分は三七歳でリストラされて、その後どこにも就職できなくて、今トマトもうまくつくれないけど、太陽の下、家族がいて幸せですといって笑った写真がストップ・モーションになって終わる。この欺瞞ね。幸せなわけがないんです。そんなもの。メディアは本来、ディシプリンがなければ何をやってもダメだってことを言わなければならないのに、考え方を変えてトマトさえつくれば救われるなんて、犯罪的だと僕は思います。
太陽の下の幸せ、あっても良いと私は思いますが、龍さんそのへんズバット本質突いていて鋭い。
確かに犯罪的な部分あります。
ところで、ディシプリンって?
大丈夫です。
私は調べました。
「ディシプリン」の検索結果 - Yahoo!辞書
181P 龍さんの発言。
現代の悪いところばかり取り上げて妙にこれから暗い時代になる、という気分をメディアが煽るんだけど、それは違うんですね。単純に昔みたいに寒さで凍死したり餓死したりということがなくなっただけでも、今ははるかにいい時代なんだということをアナウンスすれば、子供たちの時代への取り組み方だって変わるんじゃないかな。
207P 龍さんの発言
ほんとうに賢い親で「こうしなさい、ああしなさい」って、融通がきかなくてユーモアもないていう親はしんどいよ。そういう環境で育った子どもは、反抗とか自己主張という概念すらないと思うんだね。
だから「あんないい子が……」って事件のあとに近所の人がいうでしょ。「信じられません」と。そんなのおかしいんだ。ほんとに「いい子」というのは、親の言うことや先生が「こうしなさい」という事を「はい、はい」って言う通りにやる子じゃないから。
確かに。龍さん自身がそういった「いい子」ではなかった空気が出ています。
実際は、途中まで「いい子」だったかもしれませんが、途中で自分で気付いた。
そんな感じします。
同じページ最後の部分「いい子」って。
僕が思う「いい子」というのは、他人の不幸とか、たとえば第三世界には難民が三千万人いて、俺たちこんなしゃぶしゃぶ食っているけど、ソマリアでは飢えているとか、そういった想像力を働かせる子がいい子だと思うよ。イマジネーションというかね。