コダック、破産法申請

危ないといわれていました、ついに倒産。
黄色いフィルムパッケージ印象にありますね。
asahi.comから全文引用します。


コダック、破産法申請−負債5200億円もつなぎ融資確保で業務継続
 米イーストマン・コダックは19日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をニューヨークの連邦地裁に申請したと発表した。負債総額は67億5100万ドル(約5200億円)。米シティグループから総額9億5000万ドルのつなぎ融資を受けるとし、業務は続ける。今後は裁判所の管理下で特許資産などの売却を進める見込み。


 コダックデジタルカメラの普及した2000年前後から収益の柱だった写真フィルム事業が縮小に転じたことで業績が低迷。ただ、業績不振の主因は市場変化を読み切れず、長期視点で新規事業を育成しなかった歴代経営陣にあるといわれる。


 90年代初頭から経営トップが短期間で相次ぎ交代し、その都度、短期の利益を重視した経営が行われてきた。


 一方、コダックと世界市場を分け合った富士フイルムコニカミノルタホールディングスはフィルムで培った基本技術を軸に事業の多角化を推進。液晶パネル用偏光板保護フィルムは2社の大きな収益源に育っており、かつてのライバルと明暗を分けた

デジカメはコダックの技術者が開発。
なんて記事もあって、自分たちが開発した物を発展させなかった失敗。
フィルムにこだわった失敗。
それに対して、日本の会社素晴らしい。
コニカがフィルム事業から撤退。
なんて見たときは驚きましたが、先見の明がありますね。
コニカ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82%AB

2006年、写真フィルム・使い捨てカメラ・感材(印画紙・薬品)を含めたDPE分野の事業を大日本印刷DNP)に譲渡して撤退し、コニカブランドのフィルムは事実上消滅した(その後2009年にDNPも生産を打ち切る)。

一方の富士フイルム(ィではなくイが正式だそうです)
富士フイルム - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E3%83%95%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%A0

2009年(平成21年)1月6日の読売新聞によると、写真フィルム部門の売上高は会社全体の売上高の5%にも満たないという。

とありますが、昨日の朝日の記事(病院のロビーで読んでいました)1%程度って書いてあったような?
今回は日本のフィルム製造メーカー2社が、培った技術を応用して時代の波を乗り越えた。
素晴らしい。
で、今後他の日本のメーカーがコダックのようにならない保証はない。
スクラップアンドビルド、勇気がいりますがとっても大切な事。
経営者の皆さん、会社を上手に発展させて、日本の産業と技術を発展させてくださいね。


#後述
手元に昨日の朝刊あるので、asahi.comに出ていなくて、私の記憶が怪しかった部分引用します。
1面記事中に。

さらにコダックの技術者が1970年代に開発したデジタルカメラが普及するにつれフィルムの需要が急減。事業転換の遅れが響き、業績が低迷していた。

本来最先端行っていたはずなのに。
その技術が自分の首を絞めるとは。
特許とかお金になるはずなのにどうなってなったのでしょうね?

経済面(手元の新聞で9面)から富士フイルムに関する部分引用します。

00年度に売上高の2割を占めていた写真フィルム事業は。10年度には1%に縮小。それでも売上高自体はこの10年間で1.5倍に増えている。

最近フィルム買っていませんが、ホントにほとんど売れていないのですね。


ついでに、コニカミノルタホールディングスの部分。

06年、フィルム事業からの撤退を決断。代りに、光学技術の開発に重点を移し、DVDなどの光ディスク用レンズなどで、世界シェア首位を確保している。

光ディスク将来的には少々心配な感じするのですが、生き残り出来ていますね。
ミノルタもαシリーズで市場を完璧に押さえていた時代ありましたが、
コニカ+ミノルタの合併は、どっちも将来心配な会社同士の合併の感じありました。
これからも、技術を磨いて生き残って欲しいですね。


今晩御飯前です。
後で今日の食事載せます。