国会原発事故調

昨日の朝日・朝刊1面トップ

管氏「国に責任、おわび」
国会原発事故調 個別には反論

の見出し。
さらに、裏の2面に

国会事故調で明らかになった対立点

参考人
海江田万里・元経産相
勝俣恒久・東電会長
武藤栄・東電前福社長
枝野幸男・前官房長官
と、
菅直人・元首相
の話の対立点、各人の顔写真付で書かれています。


地震から、まだ1年しか経っていないのに、こんなに対立点があるなんて。^_^;
議事録が無かった。
なんて問題も後から判明していますね。
この件以前書いています。
2012-02-26 原発事故アメリカの議事録 - なんやかんや
いまさら、言った言わないの話はどうでもいいですが、
関係者一同会して、自分はこんなふうに話したとか、相手の話をこんなふうに理解したとか。
責任を擦り付け合うのではなくて、今後の危機管理に生かすべく、どのような情報と、どのような会話が必要だったのか検証するべきだと思います。
今日本人だけではなく、世界中の人が、今回地震の災害よりも原発事故のほうが問題多いという認識ではないでしょうか?
私は、そういう認識です。
去年のことを今年検証できないようでは、この国の歴史は、後からそのときの権力によってどうにでも都合がいい解釈が出来てしまう気がします。
なぜ日本は戦争に突き進んだのか?
誰が戦争を先導し、天皇は何処まで関与していたのか?
戦争経験者がどんどん亡くなっていく中、早く真実に出会いたい。
そんな気持ちもありましたが、
今回のこの件で、もう闇の中に埋もれていってしまうのだろう。
そんな気持ちになりました。


今後、議事録を残す事。
そんな時間がなくても、街中に防犯カメラがあふれている時代です。
映像と音声を残す工夫が必要ではないでしょうか?
なんか、考えてみたら、原発内部・東電内部・官邸内部、映像及び音声残されているのではないか?
そんな気がします。
もしあるのなら、国民に公開するのが基本だと思いますが、
公開できなかったとしても、東電と国は国民に将来にわたって多大な負担を強いるわけですから、
もし映像音声あるのなら、隠さないで、お互い持ち寄って、合同で検証するべきです。
この惨事を次に生かせないとしたら、私たちは本当に無能だと思います。
なんとか、これから生まれてくる日本人にいい教訓を残したいですよね。