牧久さん著「暴君新左翼・松崎明に支配されたJR秘史」読みました。
この作品朝日の書評に出ていて知りました。
タブン発売日から予想すると4月に地元図書館で予約したのですが*1コロナの影響で図書館が閉鎖されていて、やっと順番が回ってきて読むことができました。
新左翼の流れ今まで以上に理解できました。
中核派と革マル派の基本的な考え方というか闘争方針の違いも今まで以上に理解できました。
松崎さん新左翼の中で唯一と言っていいくらい成功された方なのだと思います。
成功できたのは組織を温存することを優先する考えの革マル派だったからとは思いますが、それだけではとてもここまでJRで権力を持つことは不可能だったと思います。権力を手にするための感性にたけた松崎さんだからできたそう思います。
あと、周りの人間が中核派によって何人も殺害されているにも関わらず、中核派の最重要ターゲットであったのになぜ無事でいられたのかそこもポイントですね。
松崎さんの死後(普通に天命をまっとうされています)、JR総連・東労組が衰退しているのもわかる気がします。
今日付変わって14日になっていますが、読んだのは12日と13日です。
13日朝日夕刊の惜別の欄に経営者側で松崎さんと手を携えた、この本にも登場する元JR東日本社長松田昌士さんのこと出ていました。
ただ記事中に松崎さんのことは記載されていませんでした。
*1:でも感覚としては3月に予約した気もします