死刑記事２件 - なんやかんや

一昨日（19日）夕刊手元の新聞で13面左上（4コマ漫画の横）の見出しです。

「死刑廃止」を国連決議
日本反対、孤立深める

記事からも引用します。

国連加盟国192カ国のうち、欧州連合（EU）のほか、南米、アフリカ、アジア各地域の87カ国が決議の共同提案国になった。採決は、賛成104、反対54、棄権29．死刑制度を続けている日本、米国、中国などは反対した。

死刑制度の各国の推移についての記述も引用します。

　国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」によると、77年当時、死刑を廃止した国は16だったが、現在90。（以下略）
　一方、存続国は中国、イラン、サウジアラビア、米国など64カ国。そのうち昨年中に執行した国は25カ国。

すぐ横にも関連の記事あります。見出しです。　　

鳩山法相「存続、内政の問題」

で書いた。

以前2007-08-25 長勢さん - なんやかんや
でも書いたように、この方10ヶ月の法相就任期間中に10名死刑執行されています。
死刑執行した10名中6名今年でした、
鳩山法相も12月7日に死刑執行されましたので日本は死刑執行数増えていますね。

の部分ですが、記事中に今年に入ってからの死刑執行者数出ていました。

日本は今年は年間で77年以降最多となる9人の死刑をするなど、

と記述されています。
鳩山さんの談話です。

「世論には死刑制度や死刑執行にかなりの支持がある。国連の決議があっても我が国の死刑制度を拘束するものでは、まったくない」

とのことです。
ホントこの「世論の支持」何時の何の調査なんでしょね？
この国連総会の決議に、法的拘束力はないそうです。

さらに、昨日朝日・朝刊（手元の新聞で3面）
あしたを考える
で、元最高裁判事、団藤重光さん（94）のインタビュー記事出ています。
見出し部分です。

「死刑廃止なくして裁判員制度なし」

「法相は世界の体勢直視せよ」

「感情と国が命奪うことは別」

それでも私は死刑制度の見直しを、裁判員制度導入前にして欲しいと思っています。

2007-05-24 裁判員制度(その３) - なんやかんや
 2006-11-21 裁判員制度その後 - なんやかんや
 裁判員制度初めて書いた時から死刑制度と関連させて書いていました。
2006-11-14 裁判員制度 - なんやかんや
この記事読んで、やっぱりそう考えるよねって心強く感じました。