木村友祐さんの未読の作品あと3作。
長編ではないので全部読んでしまいました。
まず単行本未収録の2作品掲載された「すばる」のバックナンバー図書館で入手
「おかもんめら」
「ひのもとのまのなか」
図書館で出してもらった、「すばる」2011年2月号、2011年1月号と2011年3月号の3冊合体された状態で書庫から出てきました。
2011年1月号に佐川光晴さんの「あたしのいい人」という作品発見し読むことに。
単行本未収録作品と思って読んだのですが、帰宅して調べたら、
「おれたち青空」という単行本に収録されていました。
この方第125回~136回の間に5回芥川賞候補作出していますが、受賞はされていません。
「すばる」返却後
木村友祐さんの未読の最後の作品。
野良ビトたちの燃え上がる肖像
読みました。
これで、ウィキペディアを元に木村さんの全著作読むことができました。
さて今から、ウィキペディアには書かれていませんが、昨日知ったデイリー東北に掲載された、「空飛ぶ鉄犬」と「クロマズだぢ」掲載されているサイト発見したので読みます。
リンクしますので関心のある方はどうぞ。
最後に今回の芥川賞について一言
木村さん芥川賞候補作品になったのは、今回の「幼な子の聖戦」が初めてなのですが、
選者の方々は、依然ここにも書いた、「百の夜は跳ねて」の件で、「天空の絵描きたち」を読まれた方が 何人もいらっしゃいます。
私もそうでしたが、この作品が芥川賞候補になるどころか2012年10月号の「文學界」に掲載されたまま単行本にもならず知られることなく埋もれてしまっていたこと驚きでした。
そう、選者の方にとっては比較対象になる前作品があったわけです。
「天空の絵描きたち」「幼な子の聖戦」この2作品、方向性とか視点は変わりないのですが、反権力の姿勢が後者のほうがより強く出ていて線の行きつくポイントが集中しているように感じました。前者のほうがもっと一般的な感じ。
で、「天空の絵描きたち」の作者への期待として次作も見たい。
そんな結論になったのではないか?
そんな推測しました。
文藝春秋の次号の選評どんなことを選者の方書かれているのでしょうね。